【essay 8】冷蔵庫の謎
ハッタリストです。今日は我が家の冷蔵庫の話をします。
我が家の冷蔵庫は、実に物静かな存在です。しかし、ある日ふと気づいたのです。夜中になると、その静かな冷蔵庫から微妙な音が聞こえてくるのです。そうです、モーターの音です。
一見すると、なんてことはない日常の一部のように思えます。しかし、その音には一体何が含まれているのでしょうか?これが今日のテーマです。
まず、冷蔵庫の仕組みを簡単に説明しましょう。冷蔵庫は、内部を冷やすために冷媒(ガス)を利用しています。この冷媒は冷蔵庫の外と中をぐるぐるまわっています。冷蔵庫の外では液体、冷蔵庫の中では気体になります。
冷媒が冷蔵庫の中の熱をうばって液体から気体になります(気化熱)。気体になった冷媒は冷蔵庫の外で圧縮され再び液体に変わります。このとき冷媒は熱を発生しますが、この熱が冷蔵庫の外に捨てられます。
このプロセスが繰り返されることで、冷蔵庫の内部は常に冷えている状態が保たれます。つまり、冷蔵庫は熱を内部から外部に移動する装置といえます。
この冷却・圧縮のサイクルこそが、私たちが聞く「冷蔵庫の音」の原因なのです。つまり、冷蔵庫から発生する音は、我々が日々利用する食品を冷やすための努力の証なのです。
しかし、私たちはこの日々の努力を、普段はあまり意識しないのではないでしょうか。これこそが、科学がもたらす「目に見えない奇跡」の一つと言えるでしょう。これからは、その音を聞くたびに、私たちの生活を支えてくれる科学者たちへの感謝の念を抱いてみてはいかがでしょうか。
これは、家庭の中で科学を見つける冒険の一例です。私たちの周りには、まだまだ知らない科学の世界が広がっています。それを見つけるためには、常に好奇心を持ち、物事を深く観察する目を持つことが大切なのだと思います。
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