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【essay 37】時計の針を追いかけて

ハッタリストです。今日は時間の話をします。

このところ時間に追われる日々を過ごしています。これも成長の証なのか、それともただ無駄に仕事に追われているだけなのか。そんなことを考えながら、壁掛け時計の秒針を見つめていました。時間とは一体何なのでしょうか。なぜ人々は時間に囚われ、時にはそれに追い詰められるのでしょうか。

小学生の頃、僕は友達と遊ぶことに時間を使い、毎日があっという間に過ぎていきました。時間など気にせず、遊びに夢中になりました。それがいつの間にか変わり、大人になるにつれて、時間は僕にとって厳しいものへと変わりました。仕事、人間関係、自己成長、それら全てにおいて時間は限られ、しっかりと計画を立てなければいけません。

最近、一人で山へと散策に出かけました。一周二時間程度の近所の小高い山のトレッキングコースです。山の中での時間は、日常の喧騒から隔絶され、静かでゆったりとしたものでした。時計の針が進むのを感じず、ただ風に吹かれ、自然の中で過ごす時間は、僕に新しい視点を提供してくれました。そこでは、時間は刻々と進むものではなく、ただ存在するだけ。時計の針を追いかける必要はなく、ただ自分のペースで過ごすことができるのです。

山から帰ってきてから、僕は時間の価値について深く考えました。確かに、日常生活において時間は重要で、計画的に過ごす必要があることは変わりません。しかし、時には時計の針を追いかけず、自分のペースで過ごす時間も必要だと感じました。時計の針が示す時間に縛られず、自分の心の時間を大切にする。そうした時間の使い方が、僕たちにとって本当に価値のあるものではないかと思うのです。

自分の時間を見つめ、価値あるものを見つけてみてはいかがでしょう。時間はあなた自身が作り出すものなのですから。

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