旅09-London walk to Piccadilly
ハンガリーからロンドンに飛んだ。長旅前のグアテマラで会ったナガトモ君がロンドンに出張中で、泊めてもらえることになったからだ。
外資系金融にいた彼のオフィスはバッキンガム宮殿の隣にあり、数か月の出張なのに個室をもらっている。彼の仮住まいはビクトリア駅の真ん前。物価世界最高級のロンドンにこの立地で自炊も可能なのはうれしい。
彼からリーマンショック後の恐ろしさを聞きつつ受け流し、ソファーで1日中小説を読んでたりもする。『お前なー、今日はシティ(ロンドンの金融街)で数百人が職失ってるのに、朝と体勢も変わっていないじゃないか』『こっちはもう1か月以上も前に職なしだよ~』
さて、小説読んじゃったしピカデリーの古本屋にでも行くか。ここでは日本語の小説が手に入る。そんな僕の慣れた街歩き。ヴィクトリア駅前からピカデリーまでを実況中継してみます。
マンションを出る。そこはECCLESTON STREET。2軒左隣の角にスターバックス・カフェ。向こうにヴィクトリア駅。僕は駅の側へ、BUCKINGHAM PALACE ROADを渡る。なぜか。こっち側は駅北のバスターミナル前に柵があるからだ。そこで渡ってもよい。午前か午後かによる。日のあたる方を歩く。そのまま北へ向かうと、BUCKINGHAM PALACE ROADはBUCKINGHAM GATEに名称が変わる。道の反対側にはバッキンガム宮殿がある。観光客が写真を撮っている。僕はそれを見過ごす。すぐさま北に向かわず、BIRDCAGE WALKへ。バッキンガム宮殿東、柵越しに衛兵が見える側には道路にも柵が敷かれ、道を渡ることができないからさ。だからセント・ジェームズ・パークの間にある歩行者用信号を渡るべし。セント・ジェームズ・パークの道を隔てた北側、セント・ジェームズ・プレイスの前には衛兵さんがいつも立っている。ここは彼らと並んで写真が取れるスポット。宮殿前は撮影のベストスポットではないのだ。そのまま公園沿いに北へ。すると羽根の生えた怪獣のオブジェがある。その手前の階段を上っていくとWATERLOO PLACE。通り沿いに北へ進めばインフォメーション更にピカデリーサーカス。ジャパンセンターはサーカスの西にすぐ見つかる。PALL MALLという大通りを東へ向かうと三叉路、HAYMARKET沿いにはスポーツバーがある。
ここまで来たらさてどちらへ行こうか?
そのまままっすぐ北へ行きBREWER STREETには古本屋があるし、
ピカデリーのエロス像を東に進めばLEICESTER SQUARE。
その北にはチャイナタウン。日本と韓国も混じってロンドンの東アジア。
おしゃれなSOHOよりこっちがいい。
雑然が好きな僕はここで落ち着いてしまうのだ。