旅12-ナミダで濡れたアルプスの瞳
アルプスの瞳と呼ばれる湖『ブレッド湖』。
旧ユーゴスラビアの最も西に位置するスロベニアにあります。
中欧の地理に詳しくない人に分かりやすく言えば、
ロシアの西にベラルーシとウクライナがあって、
ポーランドの南にあるのがチェコとスロバキア、
その南にオーストラリアとハンガリーとルーマニア、
その南にあるのが旧ユーゴスラビア諸国です。
『ユーゴ』は『南』という意味なので、
ユーゴスラビアは南にあるスラブ人の国を意味しています。
ユーゴスラビアというとストイコビッチとサビチェビッチを中心としたレッドスターベオグラードと代表チームがどうしても思い出されてしまうので、僕としてはほぼ『サザンオールスターズ』のスラブ版というイメージだったりする。
スロベニア自体は日本人にとってメジャーな国ではないのだけれど、旧ユーゴ圏に足を踏み入れた感動は少なからずあった。ハンガリーからイギリスに飛びでいるので、今回はイギリスからスロベニアの首都リュブリャナに到着しています。
シンボルの竜が出迎えてくれた。
やはりユーゴ圏は雰囲気が変わったなーと感じる。写真でもわかると思います。名所があるわけではないが、程よく居心地の良い街だ。
さて、ブレッド湖へ。ここはユリアンアルプスの麓。
日本アルプスは北/中央/南と分けられるが、本場のアルプスはもっと。
ベルナー、バリス、レボンティ、テッシア、アデューラ、グラルネス、アルゴイ、レヒタール、エッツタール、グラウビュンテン、オロビエ。
ユリアンアルプスはアルプスの日の昇る側に位置し、ブレッド湖は別名『アルプスの瞳』と呼ばれるそうな。
『アルプスの瞳』と呼ばれる理由は絵葉書を見てもらえば一目瞭然。緑に囲まれた澄んだ湖の中に島と教会があるのだ。これが黒眼。
崖の上にはブレッド城が立ち、そこからの景観がまたすごい。城自体たいしたことないので、僕は€7をケチって側道を登り、一人で崖の上からぼーっと眺めた。ただし、、、自分の写真をあまり載せないことから推測できるように・・・天気が悪いのだ。残念ではあるが、それでも美しいのだけど。
日差しは自然をさらに美しくさせるんだな。
日光もその風景の一部であると強く感じる。
また、ブレッド湖から40分のところにボーヒン湖があるのだが、昨日こっち行った時は1時間くらい日が差した。
美しい紅葉と緑と山と虹と牛とマスとカモ。
お腹を空かせてやっと食事が出てきたときのようにうれしく、更に気分が高揚した。
そして今日は大雨。晴れたら湖に行こうと思うが、まあ期待薄。しかし、ホテルの下はIrish Bar、そのGeorge Best Bar。ジョージ・ベストはマンチェスターU往年の名ドリブラーだ。今日はここでプレミアリーグを見てビールを飲もう、と日記やブログを書きながら思っている次第である。
今、『アルプスの瞳』は泣いているのだ・・・
いや、正確には目薬をさしているのだ!
1万M上空からの目薬。
あ、ただ雨が降ってるだけですね。。。
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