平和に想いを馳せる ~広島・長崎リレーマラソン423km~
長いようで短い、3日間が終わりました。
「広島・長崎リレーマラソン」通称『ピースラン』に仲間と一緒に参加してきました。
このマラソンは、広島に原爆が落とされた8月6日8時15分に黙祷を捧げ、
9時に現地をスタートした後、8月9日11時までに長崎の平和公園にゴール、
11時2分に黙祷を捧げ終了となる423kmをリレーするレースです。
複数人で走る方が多い中、サポートを受けながらソロで走る人もいます。(信じられないですが…)
私は、ソロで走る友人をサポートしながら、リレーチームのメンバーとしても一部走りました。
コースマップ↓
広島に赴くのは人生初で、8月6日朝、原爆ドームを目にした時、
胸が一杯になり、じわっと涙が溢れました。
上手く言葉に出来ませんが、多くの人の想いが詰まった、密度の高さを感じました。過去に虐殺の歴史があるカンボジア、キリングフィールドを訪れた際も、様々な想いが詰まった異様な雰囲気を感じ、展示を見た帰り道は涙が止まらなかったのを思い出しました。原爆ドームには多くの外国籍の方々がいらっしゃり、普段から職業柄、アメリカ人の方々とも関わる事が多い事もあり、「何を想いながら見ているんだろう?」と気になりました。きっと立場が違えば見方も、見解も違う、でも平和を想う気持ちに違いはないと思うので、機会があれば友人達に意見を聞いてみたいと思いました。体験、経験は風化させず、紡いでいきたいと思います。
詳細については、ここに書いても理解出来ないと思うので、省きますが、とにかく多くの事を感じた日々でした。
台風の影響も鑑みて、我々のチームは、関門海峡を渡る地点でリタイアをする事に決め、小倉に宿泊した翌日に、「長崎の鐘(原爆犠牲者慰霊平和祈念碑)」を訪れ、仲間たちと黙祷を捧げ、チームとしてのリレーマラソンを終えました。残念ではありましたが、チームとしての決断に異論も悔いもありません。
きっかけは何でも構わないですが、結果的に、
広島・長崎と原爆、戦争の歴史、そして平和への想いがきちんと引き継がれていれば良いのだと思いました。自身、仲間がこのリレーマラソンにチャレンジしていなければ広島の原爆ドームを訪れるのはいつになっていたか分かりません。もしかすると、訪れないまま人生を終えていたかも知れません。そう考えると、このチャレンジに誘ってくれた仲間たち、そして、大会実行委員の皆さんには感謝が尽きません。誠にありがとうございました。
横須賀からではありますが、11:02に合わせて黙祷をして、
ようやく全ての行程を終えました。
仲間たちが来年どうするのかはまだ分かりませんが、個人的には来年もトライしたいと思いました。そして、「ドライバーとしてサポートに徹する!」と思っていましたが、「全部並走する!」位の気持ちと実力でないとソロでの完走の力にはなれないと感じたので、来年に向けて走力をつけていきたいと思います。夜通し走る経験も積んでいかないと^^; 眠くて眠くて仕方なかったので…
下記は、一部ですが、写真達です^^
ご興味のある方は、ぜひ広島・長崎に足を運んでみて下さい!
また、「広島・長崎リレーマラソン」にも参加なさって下さい!