PTAとの遭遇 その3
PTAで忘れてはいけない(というか絶対的な)存在は、実はPTA会長ではなく、母代(ははだい)である。PTA会長の横には必ず「母親代表」略して「母代」なる人がおりまして、それはそれは大変な役割である。少なくとも現場レベルでは、PTA会長は飾り物で、母代が実質的なリーダーと言っても過言ではない。過言なんて久しぶりに使ったなー。それはどうでもよくって、母代をバッチリやれるような人は、会社でも良い管理職になれますよ。(って偉っそうに言ってみた。)
PTAの活動全体を把握し、うまいことコントロールしているんですから凄いですよ。事業部長!って呼びたくなることもしばしばありました。
残念なのは、そういうことを世の親父どもは(母代のご主人すら)知らないということです(涙)。
そういえば、女性のPTA会長は、たくさんいますが、男性の母親代表には、会ったことがない。当たり前か…。母親代表なる役割を設けた(というか名称にした)のは、時代のせいとしか言いようが無いのですかね?何かご存知のかたは教えてくださいませ。父親が、母代やってもいいじゃないかー❗という声も是非お待ちしております。
ところで、当初私は本部役員の中で何をしていたのかというと、副会長として会長補佐といった、都合のよい、分かるようで分からない、偉そうで偉くない、明確な責任の無い役割でした。会長の代わりに地域の会合に出たり、地域や市のPTAイベントに参加したり、飲んだり、食べたり、そんな感じでした。勿論、学校内での会合にも可能な限り出席はしていましたけど。
そんな感じでPTAに関わっていたが、学校規模もそれなりに大きかったのでPTAもそれなりの規模(人数)であり、様々な問題・課題に直面した。一番はコミュニケーションの問題で、どうしてもメールやらLINEやらでのコミュニケーションが多くなるのだが、中々返事がないとか、依頼や返事の内容が一方的だとか、受け取った側の思い込みによる誤解が生じたりとか、双方がストレスを感じるような出来事が、ちょいちょい起きた。
そもそもPTA役員の方々の大半は、くじ引きの敗者であり、皆さんそれぞれが様々な事情を抱えながら活動しているので、まずは相互理解を深めることが大事だと感じ、また、どうせやるなら楽しくやらないと皆が不幸になるなー、なんて事を考え始めてしまい、こうなったら皆さんが楽しくPTA活動ができるようにするためにPTA会長やってみようかなーとうっかり思ってしまった。
というわけで、PTA会長編に続く。