鹿児島も雪景色。
全国的な寒波は、南九州にも雪を降らせました。
雪がほとんど積もらない居住エリアを出発して、車で約2時間。
霧島連山への登山口、えびの高原に向かいました。
普段は1時間程度で到着する道も、踏み固められた雪やシャーベット状になった路面。水分の少ないパウダースノーの下にはアイスバーン状に固まった氷路面。普段から雪道を運転することの無い私には、この上ない度胸試し。さらに、2駆でFR車(後輪駆動)の愛車は、夏タイヤで雪道には最も適さない車。
もともと趣味程度の雪山登山をしていたこともあり、これまでにも梯子型金属チェーン、亀甲型金属チェーン、非金属チェーンと使ってきましたが。ガタガタという、運転を諦めたくなる振動に悩まされてきました。
イメージとしては、ドリンクホルダーのコーヒーも飲めない程の振動。。
そんな事もあり、半年前に車を買い替えてから、タイヤチェーンは悩みに悩んで、イエティスノーネットという、ちょっとコストがかかるけどワンランク上のチェーンを購入。しかも2駆FRというマイナス要素を考慮して、2セット4輪分。
結果は大正解でした。横滑りも、ハンドルを取られる事もなく運転することができました。そして、最も課題として考えていた振動も、ほとんど感じないレベルで、帰路は娘もぐっすり寝息を立てるほど。
えびの高原に向かう道中は、スタックしている車。脱輪している車。追突している車。JAFが引上げ中の車など、悲惨な状況を散々目にしました。しかも、スタッドレスタイヤは半分くらい。駆動側ではないタイヤにチェーンを巻いている車もいました。車のトラブルで交通が妨げられ、又は回避するために大きくハンドルを切らなければならず、二次災害につながる可能性もありました。雪道を運転することが少ない南九州の人間には、やはり馴れない雪道はハードルが高かったようです。
馴れない事に安易に飛びつくのではなく、リスクを伴う以上は十分な準備を怠らないことですね。事前の下調べ、必要な投資、そして「行かない(行けない)」という結論を出せる判断。
今回は無事に往復の運転ができて、3歳の娘も目一杯雪遊びを楽しむことができました。しかし、万が一の場合は、車の損害も大きいですが、同乗者や自分が怪我をするリスクは、最も避けたいですね。