【英語の5文型とは】大岩式 英文法の超基礎から高校レベルへの最短ルート
「英語の5文型とは、なんだっけ?」
英語の5文型は、英語の文の構造を理解するための基本的なルールです。
それぞれの文型は、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)、修飾語(M)などを組み合わせて成り立っています。
1. 第1文型 (S+V)
主語(S) + 動詞(V) だけで文が成立します。動詞は自動詞が使われ、目的語を必要としません。
例文:
He runs.(彼は走る。)
The baby cried.(赤ちゃんが泣いた。)
2. 第2文型 (S+V+C)
主語(S) + 動詞(V) + 補語(C) の構造です。補語は主語を説明する語句になります。動詞は「be動詞」や「〜になる」を表す動詞(例: become, seem)などが使われます。
例文:
She is a teacher.(彼女は先生です。)
The sky became dark.(空が暗くなった。)
3. 第3文型 (S+V+O)
主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O) の構造です。動詞は他動詞が使われ、目的語を必要とします。
例文:
He likes music.(彼は音楽が好きです。)
She wrote a letter.(彼女は手紙を書いた。)
4. 第4文型 (S+V+O+O)
主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O) + 目的語(O) の構造です。2つの目的語は「人」(間接目的語) と「物」(直接目的語) の順に並びます。
例文:
He gave me a book.(彼は私に本をくれた。)
She sent him a letter.(彼女は彼に手紙を送った。)
5. 第5文型 (S+V+O+C)
主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O) + 補語(C) の構造です。補語(C) は目的語(O) を説明します。動詞は「〜とする」「〜にする」を表す動詞(例: make, call, name)などが使われます。
例文:
They made him captain.(彼らは彼をキャプテンにした。)
We call him Tom.(私たちは彼をトムと呼ぶ。)
まとめ
第1文型: S+V
第2文型: S+V+C
第3文型: S+V+O
第4文型: S+V+O+O
第5文型: S+V+O+C
5文型を理解すると、英語の文法や構造が整理され、正しい英文の作り方や読み取り方がわかりやすくなります。
「自動詞、他動詞の見分け方は?」
自動詞と他動詞の見分け方について、以下のポイントを押さえるとわかりやすくなります。
1. 自動詞と他動詞の違い
自動詞 (Intransitive Verb)
自動詞は目的語を取らず、それだけで意味が完結する動詞です。
例:He runs.(彼は走る。)
The baby cried.(赤ちゃんが泣いた。)
他動詞 (Transitive Verb)
他動詞は目的語を必要とする動詞です。「何を?」「誰を?」という対象がないと文が成立しません。
例:She likes music.(彼女は音楽が好きだ。)
He wrote a letter.(彼は手紙を書いた。)
2. 見分け方のポイント
目的語が必要かどうか確認する
動詞の後ろに「何を?」「誰を?」と聞きたくなる場合、それは他動詞です。
目的語が不要で意味が通じる場合は自動詞です。例:
自動詞: He runs. → 何を?誰を?と聞く必要がない。
他動詞: He plays soccer. → "何を?" → サッカーが目的語。
辞書で確認する
辞書では、動詞の横に「[自]」(自動詞) または「[他]」(他動詞) と書かれています。動詞によっては、自動詞・他動詞の両方で使えるものもあります。例:
Open(開ける/開く)
他動詞: He opened the door.(彼はドアを開けた。)
自動詞: The door opened.(ドアが開いた。)
前置詞が必要かどうか
自動詞の場合、動詞の後に前置詞を伴って補足説明することが多いです。他動詞の場合、前置詞は不要です。例:
自動詞: She goes to the park.(彼女は公園に行く。)
他動詞: She cleaned the room.(彼女は部屋を掃除した。)
例外的なパターンに注意
一部の動詞は日本語訳が似ていても、自動詞と他動詞で使い分けが必要です。例:
自動詞: lie (横たわる) → He lies on the bed.(彼はベッドに横たわる。)
他動詞: lay (〜を横たえる) → He lays the book on the table.(彼は本をテーブルに置く。)
3. 実践的なチェック方法
疑問形にしてみる:
動詞の後に "What?" や "Who?" と聞けるなら他動詞。聞けないなら自動詞。例:
He eats. → What does he eat? → 他動詞
He sleeps. → What does he sleep?(不自然) → 自動詞
文が成立するか確認:
目的語なしで意味が通じれば自動詞、目的語がないと意味が不完全なら他動詞。
4. 両方で使える動詞に注意
英語には、自動詞と他動詞の両方で使える動詞も多いです。その場合、文脈や目的語の有無によって見分けます。
例:
The door closed.(自動詞: ドアが閉まった。)
He closed the door.(他動詞: 彼はドアを閉めた。)
まとめ
「何を?誰を?」が必要なら他動詞。不要なら自動詞。
辞書で「[自]」「[他]」を確認する。
前置詞の有無や文脈で判断する。
両方の用法を持つ動詞は、目的語の有無に注目する。
これを意識すると、自然に見分けられるようになります。
「大岩の英文法 と、とってもやさしい英文法(大岩) の組み合わせはどう?」
「大岩の英文法」と「とってもやさしい英文法(大岩)」の組み合わせは、基礎からしっかり英文法を学びたい方にとても良い選択です。
それぞれの特徴と使い方を見てみましょう。
1. 大岩の英文法(大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】)
特徴:
英文法の基礎をわかりやすく解説している参考書。
中学レベルの文法をしっかり復習しつつ、高校初級レベルの文法にスムーズに移行できる。
解説が親しみやすく、文法のイメージをつかみやすい。
内容はシンプルだが、理解を深めるための例文や図解が豊富。
おすすめの使い方:
高校英語の最初のステップとして、中学英文法の復習からスタートしたい人に最適。
しっかり読んで理解することで、基礎が固まり、より応用的な参考書にも進みやすくなる。
2. とってもやさしい英文法(大岩)
特徴:
「大岩のいちばんはじめの英文法」よりもさらにやさしいレベルで書かれている参考書。
主に中学1年〜3年レベルの内容を整理して、初心者や英語が苦手な人にも取り組みやすい。
イラストや図解が多く、感覚的に理解しやすい構成。
おすすめの使い方:
英語が苦手な人や、中学レベルの基礎を完全に復習したい人に向いている。
一通り読んだ後、「大岩のいちばんはじめの英文法」に進むことで、内容をより深く理解できる。
組み合わせの良さ
段階的な学習が可能:
「とってもやさしい英文法」で中学レベルの基礎をしっかり固めた後、「大岩のいちばんはじめの英文法」で高校英文法へのステップアップがスムーズに行える。負担が少ない:
どちらも簡潔で読みやすく、初心者でも挫折しにくい内容なので、無理なく進められる。繰り返し学習に便利:
「とってもやさしい英文法」で苦手な部分を重点的に復習しながら、「大岩のいちばんはじめの英文法」で少しずつレベルアップできる。
注意点
目標に合わせて選ぶ:
短期間で高校英文法を仕上げたい場合は、「とってもやさしい英文法」を省いて、直接「大岩のいちばんはじめの英文法」から始めても良いです。練習問題の量が少ない:
どちらも解説が中心なので、練習問題をたくさん解きたい場合は、別途問題集(例: 『Next Stage』や『英頻』)を用意すると良いです。
結論
この2冊の組み合わせは、中学レベルから高校英文法への移行をしっかりしたい人や、英語に少し苦手意識がある人にとって理想的な構成です。
インプット:大岩のいちばんはじめの英文法
アウトプット:とってもやさしい英文法(大岩)
英文法の理解が深まり、長く使える知識を身につけることができます。