至高のチャーハン、レシピと手順メモ【失敗例と改善策】
記事の骨子
✔︎ 問題提起
顕在ニーズ(痛み):リュウジさんの炒飯を試してみたけれど、うまくいかない。何が違うのかな。
潜在ニーズ(未来):うまい炒飯を作りたい。パラパラでしっとりした中華料理屋に出てくるような。
✔︎ 記事の価値
失敗談がわかる
解決策はわからないが、ヒントはわかる
失敗例がわかることで、チャーハンの成功率が上がる
美味しい人生を楽しめる、子どもにカッコイイところを見せられる、チャーハンの下手くそが克服できる
想定外のメリット→料理してくれる人の気持ちがわかり感謝できる、洗い物をするようになる、できることが増えた自己肯定感、週末に他の料理も試してみたくなる、奥さんの仕事が減り感謝される
✔︎ 結果の根拠
リュウジさんの炒飯を3回作ってみた
毎回失敗している、改善策の仮説を考え、行動中
✔︎ 読者の行動
動画を見て、作ってみてほしい
子どもに格好良いところを見せたい
料理を1つ1つ覚え、レパートリーを増やす人生
リュウジさん「至高のチャーハン」レシピと手順メモ
レシピ
ごはん
豚バラ肉:50g
生姜:3g
卵:2個
長ネギ:5センチほど
塩:小さじ半分
味の素:8振り
黒コショウ適量(今回は多めに使ってます)
日本酒:大さじ1
紅ショウガ:適量
手順
1.しょうが、ねぎ→みじん切り
2.豚バラ肉→塩を軽く振って、米粒くらいに切る
3.卵をさっと軽く溶く
4.塩を小さじ半分、味の素8振り、お酒大さじ1、黒胡椒
5.サラダ油を大さじ1と半分
※臆することなく油を使う
6.終始強火
・豚バラ肉を炒める
・火が通ったら、油と肉を分ける
・油の部分で生姜を炒める
・卵→ご飯の順番で投入
・ご飯崩しを意識しながら手早く炒めていく
・ご飯がくずれたら、塩、味の素で炒める
・長ネギを投入し、さっと炒める
・黒胡椒を入れる(思っている3倍は)
・炒飯がパラっとしたら日本酒を大さじ1
「至高のチャーハン」失敗例と改善策
1回目:失敗した理由は調味料
パラパラに感動した
自分史上最高
濃い味にビビり、薄味に
卵は1人2個
胡椒、塩をちゃんと使う
食べた瞬間に千葉県旭市にあった中華料理屋「清華」の最高の炒飯を思い出した。
「そうそう、この味。求めていて、でも諦めていたこの味」という気持ちになれた。
学生の頃、1人暮らしで試した炒飯。
料理もろくにしたことがなかったけれど、試した炒飯。
当時の味はパラパラ、しっとりとはほど遠かったけれど、皿の端にマヨネーズを置き、つけながら食べるのが貧乏学生として最高の味だった。
その時のレシピで覚えているのは先に具材を炒めるということ。
油を入れ、先に卵を炒める、炒めた卵を取り出す、肉を炒める、次にご飯を入れて炒める、最後に炒めた卵を入れて、一緒に炒める。
最後、フライパンの真ん中にスペースを作ったら、醤油をサッと落として香りをつけて、完成。
理想ではなかったけれど、具材にキノコ類を入れたり、ハムをチャーシューに変えて、贅沢感を出したり最高だった。
思い出話は以上。
社会人になり料理をしなくなり、結婚をして、子どもができ、さらに料理から遠のき、完全にど素人状態の私がふとYouTubeを見ていたら目に止まったのがリュウジさんのバズレシピ。
子どもたちにたまには父親も料理だってできるんだぞ、ママが作る炒飯よりも美味しいかもしれないんだぞ、もし美味しかったら子どもたちはとっても驚き、その瞬間から父親を見る目が変わるかもしれない。
そんな下心もあったのです。
そろそろ本題です。
リュウジさんのバズレシピでみた「至高のチャーハン」を作ってみました。
結果として、1回目から自分史上最高の炒飯です。
ただ、味付けにビビってしまい、ちょっと薄味になってしまいました。
子どもたちは2人とも一口目から「おいしい」と言ってくれましたが、箸が進むにつれて、薄味に気づいた娘が塩を振りかけました。
「まあ、そうだよね。薄味だったよね。でも自分史上最高の味なんだけれど」と思いながら、3人で食べたのです(ママはなんだっけ?そうだ、職業訓練校の飲み会があり、料理が作れないから、奮起して私が作ろうとなったのです。やっと理由が思い出せました)。
もう1つ思ったことは、1人前の材料を3人前にしてアレンジした割には上手にできたこと。
「何回も繰り返し作れば、試行錯誤、調味料の量などを」もっと完璧な味に近づけるのではないかと思うのです。
もっと言えば「自分1人用の炒飯」を作りたい。
リュウジさんの炒飯は1人前だからです。
そうすれば、量を間違えることはないのです。
2回目:失敗した理由は日本酒量
リトライです。
リベンジの気持ちもあります。
1回目を超えることはもちろんです。
今回は奥さんもいます。
日曜日の夜ご飯として炒飯を作ることになりました(下の息子と一緒に)。
子どもと料理するのは楽しい。
なぜか子どももやる気になっています。
子どもは大人の真似をしたいのです、たぶん。
奥さんも横にいて、手伝えることは色々と手伝ってくれました。
たとえば、以下です。
食材を切る(長ネギ、豚こま肉)
調味料の準備
卵をとく仕事は、息子(小学2年生)に任せました。
簡単で失敗がないからです。
私は炒める係で、偉そうに奥さんと息子に「味の素をくれ」とか「卵投下」と指図しています。
本気なので台所が戦場のようです。
上の娘(小学6年生)は隣の部屋でゆっくりしながら、どんな気持ちだったのでしょうか(完成した炒飯をおいしそうに食べていました)。
完成です。
何度作っても、途中の香りが最高です。
食べた感想は、以下です。
味はより良くなっている
パラパラがない
しっとりを超えて、べちゃっとしている
「べちゃ」が残念でした。
理由がわかりません。
理由がわからないと次回の対処法が取れません。
想定は以下です。
日本酒を入れるタイミングを間違えた?→最後に入れているので間違えてはない。量は?4人分だから大さじ4だったけれど良かったのか?
日本酒を入れる目的はそもそも何?→しっとり感を出すため、ご飯にまとまりを出す、
べちゃっとなったのは、しっとりしすぎ、まとまりすぎ、つまり日本酒の量が多すぎたのか?
もう1回動画を見てみる→日本酒を入れることによってパラパラとしっとりの中間になる、香り良くなる、油っぽさ軽減。
・入れすぎや入れてからモタモタするとベチャッとなる→適量入れたら、煽ってフィニッシュへ(料理難しい)
・酒をふりかけるのは、香りつけやご飯のだま、塊をほぐしやすくするためです。べちゃべちゃになるほど沢山いれるわけでもありません。水分を含む酒をいれて、それがご飯粒の間にはいることでほぐしやすくなり、米粒が鍋肌に当たる面積が増えて炒めやすくなります。また沸点がただの水より低いですから、量を間違えず手早くやればすぐに余計なアルコール分は飛び、べちゃっとはならないですよ。
・チャーハンがパラパラになるのは卵が吸った油の影響です。
最初に油、次に卵を入れますがこの時に卵が油を吸います
そのため、卵を入れた瞬間に炒り卵の様にするのです
そして、卵が半熟状態になったところへ間髪入れずに堅めに炊いた熱いご飯を投入して一気にあおると卵が吸った油がご飯をコーティングしてご飯をパラパラにするのです。
パラパラになったご飯に調味料や具材などを入れて味を調えて出来上がりです。
料理で悩むの量です。
「2人前になったら2倍なのか」が知りたい。
食材や調味料の知識は乏しいので、手順通りに作ることしかできません。
下手にアレンジを加える勇気はありません。
「守破離」の守から離れるつもりはないのです。
3回目:豚ロースを使ってしまった
息子と2人きりの夜です(奥さんと娘は、帰省)。
息子のリクエストで夕食は「至高の炒飯」にしました。
料理をリクエストされることについての「嬉しさ」を感じました。
前回の炒飯を「本当に美味しい」と思ってくれた証だからです。
リピーターです。
1回目、2回目よりも「さらに美味しい料理にしないと」という気負いは微塵もありません。
3回目になれば、間違えなければまともな味になる」という自信があったからです。
結果は以下です。
うまい
パラパラ
しっとり感が足りない
なぜだろう。
あっちがうまくいけば、こっちがうまくいかない。
こっちを叩ければ、あっちが出てくる。
美味しいのは確かなのですが、理想が高いのでしょうか、しっとり感が足りません。
パラパラですが、パサパサしている感じもします。
味は良いが食感(口に入れたときの)が、理想と違うのです。
食感は1回目が1番でした。
味は今回が1番です(たぶんご飯の量を正確に測って200gにしたから?」)。
日本酒は大さじ2にしました(量は間違っていません)。
卵が問題?コーティングの時間が足りない?バズレシピではコーティングしてない、一気に混ぜている。
何が問題?→材料に豚バラ肉がなかったから、豚ロースを使ったのが問題という仮説→油の量
バラは豚肉の中でも特に脂身が多く、その油から出る旨味が特徴的と書いてあった。
つまり油が少なかったという結論に達しました。
ロースでは炒める際に出る油が少なくて、卵が油を吸う量がいつもより少なかったのだと。
油を吸う量が少なかった割に、パラパラになったのはなぜだろう。
しっとり感が少なかったのは日本酒が少なかったから?
わからない、ただ、とにかくリュウジさんのレシピに変なアレンジを加えないほうが良い結論に達した。
あと、動画をもう1回見て、気づいたこと「炒飯がパラっとしたら日本酒を投下」。
炒める時間に問題があるのか。何分炒めればいいのかわからなかった」から注意して動画を見ました。
「パラっとしたら」が、答えです。
豚ロースは脂が少ないことを知れました。
料理をしないと一生知らなかったことかもしれません。
物事には理屈があります。
理屈は人を動かします。
道理や理由に支えられた料理、うまく作れる人の知識量や経験値に初めて感嘆したのでした。
4回目のトライまでの注意点をまとめて抽出しておきます。
調味料にビビらない
材料は変えない(豚バラ)
パラっとしたら日本酒投下
サイドメニュー:鶏ガラスープ
鶏ガラスープの素:普通のスプーン半分
胡椒:好きなだけ
塩:多めにならなければOK
醤油:入れすぎ注意3/4
おろしニンニク:好きなだけ
ごま油:醤油より少し少なめ
ごま:お好みで
味の素:3振りくらい
ネギ:好きな分だけ
以上です。
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