「家」の本体は建物じゃなくてひとだったみたい
4月の終わり。卒業noteを書いて2ヶ月暮らしたシェアハウスを旅立った私。
実はその後も月2回ほどのペースで、シェアハウスはちとごにきていました。
「ゆいさん、思ったよりいるな?って思いました。」
会う人会う人、口々に。これぞ異口同音。
「うん、私もね、まさかこんなにはちとごに帰ってくるなんて思わなかったのよ???」
会社は東京だし、長野の暮らしもとっても楽しい。やることもやりたいこともたくさんある。時間はいつも足りない。
でもね、なぜか無性にこの家に帰りたくなっちゃうの。
それでもこの家から別のところに移ったら。
さすがにもう行かなくなるんじゃないかなと。
だからこそ、11月〜12月にかけてのはちとごお引越しまでしっかり参加して、そこで今度こそ退去しようと決めました。
現実は11月に水戸にいられる日が確保できなくて引越し終盤戦3日間(しかも最終日は本業が忙しくてご飯作るだけの人でした)しかいられませんでした。
(戦力にならなくてごめんね…!)
そう、別にもう新しい家には愛着もないし、どうせ帰ってこなくなるだろうと。そう思っていました。
でも実際に引越しをやってみて、
私が塗装した窓枠がはめられたおしゃれなカウンターを見て、
私がつくった料理をみんなが食べてくれて、
みんなでこたつでおしゃべりして、
引越し序盤は新しい家は落ち着かないと思っていたのに。
でもみんながいるから、ここはやっぱり「はちとご」なんだ。
ほっとして、でも、そしたら今度こそここの住人じゃなくなってしまうことが急に惜しくなってきました。
東京に行く朝は、大抵おかあさん(管理人のはやぶさくんがおかあさんすぎるのでそう呼ぶことにしています)が駅まで送ってくれます。
最終日の朝もやっぱりおかあさんは起きていて。
前の日はこたつでそのまま寝落ちしちゃってたから朝の時間も特に伝えてはいなかったのだけれど。おかあさんはちゃんと起きてました。
「送ってく?」
昼夜逆転している上に起きられなくてアラームを何十回もセットするようなゆうきくんも私が出かける頃にはリビングのソファから起き上がり。
初期住人で、今はたまに遊びにきてくれるみんなのおねえさん、さきさんも2階から起きてきて。
お見送りしてもらいました。
いってきます、
いってらっしゃい、
ただいま、
おかえりなさい、
やっぱりこの家がだいすきだなぁって。
またなんだかんだできっとこの家に来て
「ゆいさんまた来てる」
と思われるのかもしれない。