No.8 ブラボー!感動の発表会!

「のぞみっこ」のおかあさん、おとうさん、そして先生たち、こんにちは!

約1か月ぶりの共育応援ラジオ『僕の好きな先生』の時間です。

この間「のぞみ」は発表会一色でした。

ちなみに、みなさん、なぜ「のぞみ」は「お遊戯会」ではなく「発表会」かご存じでしたか?

それは、踊りや歌だけでなく、演劇(オペレッタ、劇)が中心だからだそうです。

1979年の創立以来、ずっとそうだったそうです。

そこには、私の尊敬する中本一登初代園長先生の幼児教育に関する深い考えがあるような気がしてなりません。

というのも演劇は、幼児教育、否、あらゆる教育に必要なもの全てを兼ね備えた総合芸術だからです。

それゆえ演劇を含む芸術が、国際バカロレア(IB)教育の中心であることは、園だより(『のぞみ』)12月号でお伝えした通りです。(その内容は、「芸術の冬です!」のタイトルで、このブログに転載しています。)

10、11日の発表会本番は、そこで書いたことを再認識させてくれました。

同時に、そこには書いていなかった最も大事なことも。

それはまず、「芸術は人の心を震わせることを目的とする」ということが、芸術の本質であること。

そして、さらに重要なもう一つのこと。

それは、子どもたちが成長していく姿ほど、私たちを感動させるものはないということ。

つまり、子どもたちの成長ほど、芸術の名に値するものはないということです。

これらのことが、芸術の本質であると同時に、教育の本質であると、この週末、確信しました。

長年、教育に携わってきましたが、この歳になってこの最も大事なことを「のぞみっこ」から教わったわけです。

子どもたちこそが、人間が人生で出逢う最高の「ぼくの好きな先生」であることを「のぞみっこ」が教えてくれたのです。

同時に、この「ぼくの大好きな先生」を産み、育てているおかあさん、おとうさん、そしてそれをサポートする「のぞみ」の先生たち全員に、感謝の気持ちでいっぱいです。

ミスチルの「GIFT」を捧げたくなるほど。

「ミスチルの桜井さんはこんな気持ちでこの曲を作詞・作曲したのだろう」と、つくづく思います。(10月3日付ブログ『GIFT』(贈り物)をご参照ください。)

Mr. Children 「GIFT」Music Video

 
実際、一番最初の年中組の舞台を観た後から、頭の中でこの曲を歌う桜井さんの歌声がリフレインしていました。

そのため、事前に用意していた挨拶の言葉がいかにも陳腐に思えてしまい、その後の組での挨拶ではそれをスキップして、早々に開演させていただいた次第です。

また、生で聴く大勢の子どもたちの歌声が、これほど感動を誘うものなのかという発見もありました。

どのクラスの選曲も抜群で、幾度となく涙腺崩壊寸前でした。

劇と歌の間、子どもたちが一度退場しているときのMCも、とても良かったです。

そこでは、年少組も含めどのクラスでも、歌や劇の選択、ストーリー展開、振付、舞台美術等々、ありとあらゆることに関し、子どもたちが主体的に決めていったことが語られました。

また、発表会の練習中以外の「自由遊び」にも、色々なかたちで歌や劇が浸透していたことも。

これこそが、IBにおける探求型学習(=遊び)の真髄です。

こうした「IBの真髄」が、「のぞみの伝統」そのものです。

だからこそ、さらに良い幼児教育の追及のために、IB認定園を目指すことが決意出来たわけです。

それもこれも、優れた先生方がいてくれるおかげです。

この場を借りて、こんな素敵な発表会を支えてくれた先生方に、改めてお礼を申し上げたいと思います。

昨日(火曜日)、年長組さんは、「「学び」と「発見」のテーマパーク EduPark」さんを招いてのサイエンスショーに参加しました。

今週は金曜日には、みんなお待ちかねのクリスマス会があります。

そして三学期に入るといよいよ、三大行事のラストを飾る「作品展」の準備が始まります。

「のぞみ」は楽しいことばかりです。

(続く)


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