民族共生象徴空間 アイヌ
こんにちは。
今回は民族共生象徴空間 ウポポイについて発信したいと思います。
アイヌのことを気軽に学べる場所といえば…ウポポイ!と思う人も多いのではないでしょうか。
「ウポポイ」とは、アイヌ語で「大勢で歌うこと」を意味するそうです。
その愛称の通り、世界の様々な生活様式の人達が差別なく、尊重していける社会の象徴になってほしいですね。
主要施設
民族共生象徴空間(ウポポイ)では、主に3つの施設があります。
・国立アイヌ民族博物館
・国立民俗共生公園
・慰霊施設
なんと、主な第一言語はアイヌ語となっています。
〈国立アイヌ民族博物館〉
先住民族アイヌの歴史と文化を主題とした博物館です。
2階には座席数96席のシアターがあり、アイヌ文化を様々なテーマからわかりやすく紹介しています。
さらに基本展示室があります。
「ことば」「世界」「くらし」「歴史」「しごと」「交流」の6つのテーマをアイヌ民族の視点で紹介しています。
そして、特別展示室
アイヌ文化や、先住民族文化についての調査や研究の成果等を紹介しています。
私が行った時は、木彫家の藤戸竹喜さんの展示がやっていました。
藤戸竹喜さんとは北海道を代表する木彫家で、アイヌ民族の伝統的な彫りの技を受け継ぎながら北に生きる動物達などの作品を創造した人です。
2024年8月25日(日)まで開催されているみたいなので、興味のある人は是非足を運んでみてはどうでしょうか。
〈国立民族共生公園〉
アイヌ文化を五感で感じるフィールドミュージアムです。
・体験交流ホール
・体験学習館
・工房
・伝統的コタン
・いざないの回廊
・歓迎の広場
・エントランス棟
・チキサニ広場
といった学習館があります。
アイヌ古式舞踊の上演や伝統的芸能体験ができます。
私は、伝統芸能上演「シノッ」をみてきました。
儀礼や日常のさまざまな場面で親しまれてきた歌や踊り、口承文芸、楽器の演奏をみさせていただきました。伝統芸能の再現度はもちろん、映像背景の技術もすごく、森の中にいるような感覚になり、とても鳥肌が立ったのを覚えています。
ムックリ演奏を初めて聴いたのですが、目をあけて聞いていても、その音が何を表しているのか素人の私には全く分かりませんでした。ですが、ムックリを演奏するにあたって素晴らしい演奏技術が必要なことがわかりました。いつか目をつぶっていても、その音が何を表しているのかわかるようになりたいです。笑
これらは体験交流ホールで鑑賞することができます。時間整理券制なので、鑑賞したい方はお早めに整理券を取ることをおすすめします。
私が1番興奮したのは、伝統的コタンです。
チセ(家屋)が再現され、アイヌの伝統的な生活空間を全身で感じることができるエリアです。
アイヌの暮らしや文化について解説してくれるプログラムもありました。
チセ内にワークシートが置いてあり、より詳しくアイヌについて学ぶことが出来ます!
また、弓矢体験をさせていただきました!
的に矢を当てることが難しく苦戦しましたが、楽しい思い出となりました。
園内の植生
さらに、園内の植物にもこだわっているそうです!公園内ではアイヌ文化と関わりのある40種類以上の樹木と身近な草花を見ることができます。
アイヌは植物を採取し、家や生活用具、祭具や薬など生活に役立ててきました。
アイヌにとって、植物は大切な存在なのだということを感じました。
初めて、民族共生象徴空間(ウポポイ)に行きましたが…とっっても楽しかったです。
アイヌ文化について知識が深まった気がします。
やはり本で見るのと体験するのとでは全然違いますね。体験するからこそ感じる想いも沢山あります。
さらっと年間パスポートも買ってしまい、また勉強しに行きたいと思います!笑
アイヌに大して、深い知識、浅い知識、全く知らないという人でも十分に楽しめる空間となっています。
アイヌ民族の料理も食べてみることができるので、是非!
アイヌ民族だけでなく、世界に住む民族が理解され、住みやすく、互いに尊重できる社会になりますように。
実現のために、私もまだまだ学んでいこうと思います。
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