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#21 50 year ago + BAG + ecology +深く沈むとこ
単調直入に「エコバッグ」という名前が得意じゃない。
毎度「なーんだそれ」と感じてしまう。
突然だけれど、関係のない記事。
1969年にスタートした「サザエさん」は、50年経ても尚、買い物カゴを持って走る主人公は、24歳を生きて続けている。
国民的なアニメを通じて、50年前の暮らしがみえてくる。豆腐を鍋を持って買いに行ったり、買い物カゴを持っていったり、日本では当たり前の風景だった。
この50年で、何が変わったか。
ぼくが生まれたときから、レジ袋と日曜日のサザエさんは当然のようにあった。時代のグラデーションの中、全てを当然のように受け入れていくのか、何を違和感をもってみるのか、考えてみたい。
▼ たった50年 されど50年
1970年代、高度経済成長と共にレジ袋(ポリエチレン)は、急速に普及した。理由は、丈夫さと利便性と安価さだと思う。
1973年、オイルショックが起こる。
石油資源の見直す人々、増え続けるゴミ問題に疑問を感じる人々、買い物に専用布袋の試験導入やレジ袋の再利用促進などの啓発活動を行ったそうです。
▽レジ袋削減の取り組み(一部)
1978年から 「買い物袋再利用運動」を始めた。店舗のレジ袋を何度も再利 用 しようという運動で、「再利用カード」を発行して持参した方にスタンプを押し、10回の再利用で商品 を50円値引きする制度を導入した。
しかし、この運動 による買い物袋持参率は15%程度であり、さらに多くの組合員の協力を実現するため、1995年6月からはレジ袋が必要な方は1枚5円 で自主的に代金箱にお支払いいただく方式 に変更した。これによって持参 率は77.4%と飛躍的に向上した。
そして、2007年6月からは食料品を扱う全店舗で、レジ精算方式に切り替 え、(中略)その結果、2008年6月には全店平均で持参率は90.4%となり、目標の9割に達することができた。
ちょっと待てよ。
サザエさんのアニメ版がスタートしたのが、1969年10月。
(前後するが)更に昔、漫画連載がスタートしたのは、1946年4月。
▽サザエさんWikipedia(一部)
時代背景を象徴する内容が多いのが一つの大きな特徴となっており、終戦直後から復興期の時代に描かれた初期から中期と高度経済成長の時代に描かれた後期とでは作風が大きく異なっている。特に、初期から中期にかけてはサザエとその家族および彼らの周辺の人物たちの日常生活が主な題材であったが、後期には主に社会風刺をネタにした作風が目立つようになっている。
戦後、サンフランシスコ講和条約締結までの約7年間。連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ/SCAP) の占領下に置かれた日本ではじまった漫画「サザエさん」。そして、オイルショックを迎える前にはじまったアニメ「サザエさん」
ずっと、古き良き日本の価値を伝え続けてきた。
きっと、変わりゆく日本の価値を守ってきたに違いないと、感じる。
(遠い話を続けてしまったなあ)
「エコバッグ」「マイバッグ」は、あとからやってきた。
日本に当然のようにあった価値を取り戻そうとなんて思わないし、思えない。けれど、僕は希望のように感じる。
潜在的な素質は、きっとあるんだ。って
どう、BAGと付き合うか。
有料にしないと、強制されないと、僕らはずっと行動を変えれないのか?
例えば、365日買い物をしたとして、有料5円のレジ袋を買って、1825円。バッグを買うより安いし、便利と思うかもしれない。だけれど、365枚の行き場のないレジ袋は、ゴミに出しても姿を消す訳ではない。
あなたの目の前から姿を消しているに過ぎない。
▼ BAG をどう持つ?
「エコバッグを買えばレジ袋がなくなる」訳では、ないと考えている。
だって、みんなバッグは持っているはずだから。
ポイント
1.バッグをどう運用するのか/しやすい環境をつくるのか
2.レジの店員さんとの付き合い方
この二つをクリアしたい。
大前提として、エコロジーは考え方や手法ではなく、結果だ。
愛着/見たときの愛らしさ/(ものとしての)使いやすさ/日常になること(生活環境)の先に、エコロジーがあると考えている。
だから、バッグをどう運用するのか/しやすい環境をつくるのかを軸に考えて、レジの店員さんとの付き合い方は、コントをオススメする。
▼ BAG をどう使う?
◯ヒトとバッグの関係性について
まず、ポイントは3つ。
・普段のどのくらいの買い物をしているのか。
・週に何回買い物に行っているのか。
普段、買う量の最大値をざっくりでも知っておけば、どのくらいの大きさのバッグがあればいいか見えてくる。回数が多ければ、量も変化する。
じぶんの暮らしを観察するとバッグの大きさの答えは見えてくる。
・そのバッグに愛着があるか。
愛着は、じぶんで施すか。大切な人との思い出(記念)か。
似て非なるものとして、執着があって。高額で購入したものが手放しにくい理由は、愛着と別のところにある。
僕からの解は、「ワークショップという形式をとって、みんなのBAGをつくる」機会をつくる。または、「みんなの持っている布でBAGをつくる受注を承る」ことをする。
来月から、BAGのワークショップと受注をはじめたい。
◯バッグと生活環境の関係性について
仕事の鞄(など)に入れていたとしても、一度使用すれば、また鞄に戻す動作が必要になるから。習慣になるまでは、折り畳める布製のバッグを玄関や職場に置いておいたり、車に載せておいたり、するといいと思う。
▼ レジ店員 コント
◯バッグとお店の関係性
僕は、コンビニ店員やアパレル販売員をしていたので、なんとなく分かるが早くレジを回すために袋の大きさを瞬時に判断して、事前に準備して、品物をしなやかに渡して、次のお客さんを迎え入れたい。(なんなら、レジを打ちながら、後ろのお客さんの量を見てた)
だから、たとえBAGを持ってきたとしても、店員さんの作業が早くて、もう入れられちゃうこともあって「あ、ああーー(まあいいかあ、、)」もあるんじゃないかと思う。
そのときは、「このバッグに入れてください。お願いします。」と中身を広げてみせて、(できるだけ)中身の入っていない状態で渡してあげてください。店員さんとしても、他人の持ち物に触れる訳ですから、ちょっと抵抗がありますので。
レジ店員さんが先に入れてしまった場合も、「このバッグに入れてください。お願いします。」で大丈夫です。
使ったレジ袋はクシャクシャになってますが、大体再度使用するので気になさらずに伝えよう。
「いらない」じゃなく「おねがい」って。
▼ 深い底 に
そこの名は、無意識。
有料を強制した社会でも、変わらないところは変わらない。
でも、とあるスーパーは、こうなる前から有料にしてて。仕入れたお菓子とかの小さめの段ボールをレジ付近に積んであって。住民のみんなは、それに購入した物を入れて持って帰る。そんな場所だってある。
でも、とあるスーパーでは、7月を超えても無料でレジ袋を渡します!と宣言している場所だってある。
環境をつくるのは、いつだってじぶんだ。
社会と合わないからといって、たなびく必要はない。
日常は、美しく循環するように。
適当で、在り続けるために。
ぼくからは、BAGをつくるワークショップと受注を。
その準備をします。
コーヨー