眞子さん、小室さんの結婚 ~恐ろしい皇室~
眞子さんが小室さんと結婚することになった。
今回の騒動で、国民の多くが、皇室というのはつくづく恐ろしいものだと思ったのではないだろうか?
自分は、少なくとも、小室さん親子にいい印象は持っていない。真偽は知らないが、週刊誌報道などで伝えられるところによれば、小室さんのお母さんの行動や振る舞いはいかがなものかと思う。小室さんはお母さんとは独立の人間であるが、小室さんの対応を見ていても、信用していい人物かどうかはよくわからない。
だが、眞子さんが小室さんと結婚するのは自由である。
それぞれがそうしたいと思う選択をして、その結果、失敗する権利は誰にでもある。
今回の眞子さんと小室さんのことを見ていて思ったのは、天皇制は今すぐ廃止したほうがいい、ということである。
あの家庭に生まれてしまったら、プライバシーもなく、職業選択の自由もなく、結婚相手も自由に選べない。子どもを持つか持たないかを決める自由もない。振る舞いや趣味、服装、一挙手一投足が国民に監視され批判の声にさらされ続ける。
何かを思ってもその意見を口に出すことすらできない。
こんな理不尽で恐ろしい制度は、今すぐやめたほうがいい。
眞子さんも佳子さんも悠仁くんも、本来は、好きなことをやって好きに生きる権利がある。
でも、それができない。
(天皇家の人たちも、ゲイバーやストリップに行きたいかもしれないし、研究テーマとして、ハゼやナマズではなく、不倫の実態や下着の歴史など研究してみたいと思うかもしれないが、そんなことも許されないだろう。佳子さんはダンスをしただけで批判された。)
美智子さんは皇后になって5年目くらいの時、ストレスで声が出なくなった(失声症というらしい)。外務省の職員としてあんなに輝いていた雅子さんは、皇太子と結婚し、適応障害になった。眞子さんは、メディアや国民の批判などの影響で複雑性PTSDになった。
皇室の人たちが次々と精神的な問題を抱えていく…。
あまりに理不尽な制度である。
日本の国民の8割以上が支持している天皇制は、あの家族を犠牲にして成り立っているのだ。
だが、もう、こんなストレスからあの家族を解放してあげるときだと思う。
よいものは続ければいいし、よくないものはやめればいい。
伝統だと言ってよくないものを続けるのは愚かな人間のすることである。
(伝統がそんなに大事なら、女性から投票の権利ははく奪すべきだし、平安時代などの言葉を今も話すべきだし、洗濯は洗濯板ですべきだし、スマホなどは使わず何でも手紙でやり取りすべきである。)
もう一度言うが、伝統の意味も問い直すことなく、ただただ伝統だと言ってよくないものを粛々と続けるのは、本当に愚かな人間のすることである。
佳子さんが、お母さんの紀子さんとけんかした際に、「お母さんは結婚するときに納得した上で皇室に入ったのでしょう。でも、私とお姉ちゃんは違う。生まれた時からここしか知らないのよ。」と言ったそうである。
その通りだ。
この言葉を聞いて、皇室のメンバーの悲痛な思いに心を痛めない人は人間としての共感を欠いていると思う。
それに、眞子さんや佳子さんは結婚すれば皇室から逃れられるかもしれないが(実際には元皇族として様々な行事に参加するので完全には逃れられないのだが)、悠仁くんにはその選択肢すらない。
日本の国家の根幹、日本のアイデンティティが天皇や皇室だという人がいるが、くだらない。
国を持ち出さないとアイデンティティが保てないなどあまりにも他力本願だし、そんなことでしかアイデンティティを保てない人は、いくらなんでも自分自身に自信がなさすぎる。皇室がないとアイデンティティが保てないというなら、そんな人たちは生きている必要もないだろう。
世界の他の国の人たちは、そんなものがなくてもアイデンティティを持って楽しく生きている。
どうしても日本の象徴として天皇が必要というなら、天皇や皇族は、4年ごとにでも選挙で選べばよい。納得してその立場になりたい人がなればいい。
その程度のものである。
天皇制は完全に時代に合わないものとなっている。いや、時代遅れというより、昔から、別にいいものではなかったと自分は思う。
あの家族を犠牲にするのはもうやめよう。
天皇制はもうやめることにして、あの家族を理不尽きわまりない呪縛とストレスから解放してあげよう。
それが、現在、我々が勇気を持って決断すべきことだと自分は思う。
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