【親へのカミングアウト】 失敗したくない人へ向けて
先日、僕自身の両親への
カミングアウト体験談を
こちらにて記載しているので
まずはこちらを閲覧していただくことを
おすすめいたします。
今回はこちらの記事では
書ききれなかった
これから親への
カミングアウトを考えている
当事者の方へ、経験談を踏まえた
僕からのアドバイスを
2点記述していきます
・実家住みの人はおすすめしない
すんなり受け入れてくれれば
何も問題はないのですが
自分のように拒絶されると
一緒の空間で過ごすのは
かなりの地獄です
カミングアウトの前に必ず必要なことは
もし拒絶された時に
お互い気持ちを整理するために
距離を空けて時間を置くことが大事です
前述したように自分は父に拒絶され
最悪の反応でした
しかし、お互い距離を空けて
時間をとったことにより
精神的負担は軽減されました
(まぁそれでもけっこう病みましたが…)
一人暮らしをしていたらすぐ逃げて
お互い距離を置くことができます
だから、よっぽど
「私の親はネガティブな反応はしないはず!」
と自信がない限り、実家住みの方には
おすすめしません
厳しい助言かもしれませんが
まずは自分の心を守ることが第一なのです。
・カミングアウトレターズを一緒に渡そう
「これからどうすればいいの?」
「我が子は狂ってしまったの?」
自分であれこれ説明したところで
LGBTQの知識がない人にとって、
我が子から
「自分は同性愛者だ、性別違和だ」
とカミングアウトを受けた側は
内心かなりパニックになっているはずです。
「父にはどんなに説明したところで
一筋縄ではいかないだろう…」
事前にそのように予測していた僕は
カミングアウトと同時に
この本を父に渡しました
我が子からカミングアウトを受けた
親の驚き、葛藤、受容が
リアルに綴られており
ゲイ/レズビアンの子を持つ
親の座談も収録されています。
パニックになっている親に必要なのは
「あなただけではないんだよ」
という同じ境遇の人の話
「今はビックリして理解したくない気持ちも分かる
この本読んでちょっとずつでいいから
分かってもらえると嬉しい」
僕はそう言ってこの本を渡しました。
最初は本を読む気すらなかった父ですが
気持ちが落ち着いてから
この本を読み、LGBTのことを理解し
拒絶から徐々に受容へと
心境が変化したことを
後に聞かせてくれました。
これは受容されようが拒絶されようが
どちらにせよ渡した方がいいです。
なぜか?それは伝える側が
「親に言えた!これでスッキリ!」
で終わるのではなく
受け取る側の心の配慮
これが必要だからです
以上、簡潔ではありますが上記2点が
経験談に基づく僕のアドバイスになります。
・要約
− 最後に −
前記事の最後にも記述したことなんですが
一番大事なのは自分であることを忘れずに
社会人になれば
親と関わらなくたって
生きてけますよ
親に拒絶されたからって
死ぬわけじゃないですから。
以上です