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はじめてメイクをして演技をした動画を作ってみた裏話

「ハロウィン音楽で使う楽器を教えよう!」という動画を投稿しました。

今までの動画とは大きく変えてみました。思いついてしまったので。

はじめてメイクをして演技をした。

あと、怪しげな顔と言われていたので、そっちのキャラに全振りしたらどうなるだろう、という実験。

音楽制作のHow to動画の「なぜ」

音楽制作のHow to動画とかそのほかの動画を見て考えていたことがあって、

・なぜ音を「出しながら」解説しないんだろう
・音楽制作の解説って、声のトーンが低くて一本調子なことが多いよなあ。あと顔も真顔。
・演技っておもしろいのにYoutubeでやってる人をほとんど見ないな。(声優さんや俳優さんですらも!)
・メイクをしてやってる人もあまり見ないな(メイクをする動画はあるけど)
・状況に応じて声にアンビエント(リバーブ)をつけている人もいないな

といういくつかの疑問があったので、全部自分でやってみることにしました。

制作しているときに、番組っぽいなと感じたので、子供も楽しく見れるようなものにしたいなと思って、テレビの1コーナーっぽく仕上げました。編集協力のシユウさんにもそう伝えました。

制作したあとに感じたのは、一般の動画が上記のようになっているのは「大量生産するのが大変だからだな」ということですね。大変だった…

おもしろいってなんだろう

多くの人に人気なヒカキンさんのおもしろさって、複雑なものではなくて、

非常にプリミティブ(原始的)なものなんだなだと思う。

「いないいないばあ」とか「あっぷっぷ」みたいな。

それが、誰でもわかりやすい最大公約数のおもしろさなんだ。

まずはそこを意識する。

顔の表情を大きくしたり、動きを大きくしたり。セリフはそこまで重要ではない。

こどもに好評そうでよかった。

Vtuberがなぜいまいちこどもに広がってない感じがあるのかというと、そういうプリミティブな表現ができないからなんじゃないかなと。Vを見るには見立ての力などが必要なんじゃないか。


制作期間 15日

色々ハードルはあるけれど、気力をふり絞ってやろうと。

どうせなら中途半端にせずに、今の段階でのベストを尽くそうと。

5月いっぱいを使ってこのコンテンツを作りきろうと決めました。


一か月くらいかかるかと思ったけど、構想から半月くらいでできた。

頑張れば一週間くらいでいけるかも。今後ネタがあるかは謎だけど…

気を抜くと後回しにしそうなので、一切ほかの動画や曲を作らないくらいの勢いで準備しました。

詳細としては

・曲の構成を考える 5日
・気持ちを整える 3日
・台本を作る 3日
・準備から撮影 3時間
・カット編集 3時間
・シユウさんに送って字幕などをつけてもらう 3日
・その間に音楽を詰めてMA 1日
・Adobe Premiere Proのプロジェクトデータをもらって軽微な編集をして書き出し 2時間

音楽と連動するぶん、MAがいつもより大変で、

楽器が出てくるときに音を大きくして、セリフの時に小さくする、といったオートメーションをめちゃくちゃ書きました。音だけ聴いていても成立するように。

台本がちょっと苦手です。結果的にあまり話さずに動きとかで頑張ってる。

あと、カメラワークとかを気にしないで定点というのは楽でいいですね。(見てる人が椅子に縛られてるという設定です)

一回やると、どれくらいの時間や労力かがわかるので次やるときは気持ちがちょっと楽ですね。反応もわかったし。

器用貧乏を極める

こうなったら器用貧乏を極めるしかない。掛け合わせを最大にする。なるべくDIYする。

全部ヘタでも、作曲して演奏してMAして台本書いてメイクして演技をしてハロウィンして衣装を作って部屋とライティングを作って動画編集して投稿してる人はほとんどおらんやろと。

あと、センスがよくて美しいものを作るのが苦手なので、おもしろいおじさんに振っていこうと。


そしたらこの動画、今までのスキルや趣味が凝縮されたものになっているなーと気がついた。


・幼稚園の時の夢に博士と書いた → 白衣
・メイクをしたときの表情 → ウッチャンやカトちゃんのコント
・ビジュアル系から音楽に入った → メイク、ダークな雰囲気
・楽器を多く買いそろえている → 実際に見せる、聴かせる
・スプラトゥーンを1日20時間やってる → イカ研究員のような服装
・イラストを練習している → オリジナルTシャツ
・ハロウィンすき → ハロウィン
・ブログを10年書いた → 台本
・VRすき → 主観での映像表現
・舞台音楽を作るときに台本を読んでガイドトラックにしている → 演技
・ブースを整えた → 舞台として使用できる
・Zoom Q8を買った → 広角なので狭い場所でダイナミックな表現ができる
・Tiktokの研究 → 倍速などの編集
・Youtubeで動画投稿をしはじめた → 投稿

出し切ってる。人生、積み重ねだなあと改めて思いました。

音楽に映像をつけるためにアニメを作ろうと思ってたんですけど、自分を素材にすれば無二のものができるし、この方向性でしばらくやろうかな。

ZoomのQ8最高すぎる…


買ったもの

・メイク道具一式
・白衣
・Tシャツ
・第五人格の注射器

このために色々買いました。めちゃくちゃな赤字です。今の時期に。最高。

メイクの動画とか色々見たんですけど、めっちゃ深いですね。

また新しい世界を覚えてしまった。

なぜTシャツに白衣なのかというと、思いついたからなのと、暑いので少しでも涼しい恰好がしたいけどTシャツだと雰囲気が出ないということで。

あと、色んな色のジャージを着て撮影してわかったんですが、白って顔の写りが良くなるんですよね。オレンジは妙な色身になって最悪。

どこまで小道具を揃えていくか、というのも悩ましいところで、


Tシャツはついでにグッズとして販売しはじめました。

これも、こういうTシャツがないから自分で作ろう、っていう感じで。特定の企業のものはあったけど、色がついちゃうというか、企業のアイコンじゃなくてただのイラストがほしかった。

反省

最初のカット、ライトが映り込んでて全体が白くなっちゃってるのが悔やまれる。撮り直せばよかった。

あとは尺が足りなくて素のところがある映像がある。前後も長めに演技をすべきだった。

倍速にする演出をもっと入れたい。

字幕、シユウさんのつけてくれたものをそのまま使ったけど、ちょっと明るかったかもしれない。ここは悩んだけど意図があるかもしれないから変更するのをやめといた。


おわり

YoutubeのコメントやTwitterを見てる限り、反応としては好評ですね。

自分の思ってたのと違ったのは「なにしてんすかwww」みたいなネタとしての感想というよりも、演技とかを自然に受け入れて、素直に「とてもいいですね」っていうものが多いこと。

僕の普段のキャラクターから外れてないってことなのかな…???

「バズる」じゃなくて「刺さる」といった反応。継続するといいんだろうなとは思う。

しばらくツイッターでネタ動画をいくつか作ったりして実験しようかな。そういうコメディを見て研究するか…

他の動画もこのキャラクターのままやったら話の角度が変わっておもしろそうではあるけど、それってまるでVtuberみたいだ…

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