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ハイリスクHPVの覚え方【医師国家試験?】

いろんな語呂合わせが世の中にはあると思われますが、まずは解説を。

ヒトパピローマウイルス(HPV)が子宮頸部に感染し、これが持続感染となると、子宮頸部にその後子宮頸がんとなる可能性のある、子宮頸部異形成が発症します。

子宮頸部異形成は軽度(CIN1)、中等度(CIN2)、高度(CIN3)に分けられ、
CIN1の12〜16%が高度異形成となり、CIN3があれば円錐切除術以上の治療が必要です。

つまり多くの場合CIN1および2は自然消失すると考えられているため、基本的には経過感圧で良いとされています。
CIN1は半年毎の細胞診検査、
CIN2は3〜6ヶ月毎の細胞診とコルポスコピー検査で基本的にはOKです。

しかしHPV 16、18、31、33、35、45、52、58型ではに関してはCIN3への進展のリスクが高いため、治療することも可能です。

ということが2023年の産婦人科診療ガイドラインの『CQ204.組織診で確認されたCIN1/2の管理治療方法は?』の要約です。

この核型の語呂合わせです。

8個のいろはさいのミミさんゴシゴシいつにごはん?
(治療可能なHPVハイリスク型は)8個のいろは(16、18)サイ(31)のミミ(33)さんゴ(35)シゴ(45)シいつに(52)ごは(58)ん?

ミミさんです

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