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【米国への語学留学から5年で永住権を取得した私の人生】⑦就職活動

皆さん、こんにちは。大澄紅希です。第7回目を迎える『米国への語学留学から5年で永住権を取得した私の人生』。今回は、私が経験した日本での就職活動についてお話したいと思います。

前回の第6回目でもお話した通り、私はニューヨークでの面接の大失敗の経験から新たな目標を見つけます。しかしそんな目標も、日本の現実社会に戻された私の中では次第に薄れていき、それが就職活動にもネガティブな影響を及ぼすことになります。

早く終わらせたかった就職活動

8か月間のアメリカ留学を終えた私は、フィリピンへの1ヵ月の語学留学を経て日本に帰国します。(フィリピン留学の話はまた追々お話します)帰国後は大学に復学し、3年後期から再び大学生活をスタートさせました。そんな私を待ち受けていたのが”就職活動”でした。

私の学生時分は、大学3年の12月から企業の採用選考が解禁となりました。そのため大学のキャリアセンターからは、帰国後すぐに就職活動の準備を進めるよう促されてました。就活サイトへの登録、自己分析/他己分析、OB/OG訪問、業界研究、企業研究、筆記試験(SPI)対策、履歴書作成、面接対策などなど。。。毎日のようにキャリアセンターから送られてくる就職活動関連のメールに、私は辟易していました。長ければ今後約40年お世話になる会社です。会社と共に自分自身が成長できる環境そして仲間を見つけるべき重要な過程です。そんな大事なプロセスを、私は義務的な作業として進めてしまっていました。

実社会に出たいから出るのではなく、実社会に出なければいけないタイミングが来たから出る。大学側から「就職活動は進んでいますか」とプレッシャーをかけられてるからやる。周りがやっているからやる。当時の私が直面していた”就職活動”とは、まさにそんな義務感から生じるそれ以外の何者でもありませんでした。

それもあり、当時の私の就職活動における最優先事項は、「一刻も早く就職活動を終わらせる」でした。そして欲を言えば、大都市東京で働きたい・英語を活かせる職につきたい(当時の私の語学力はビジネスレベルには到底及んでいませんでしたが)という思いもあったため、これらの目標を達成する方法を模索しながら就職活動に取り組んでいました。志望動機は後付け。判断材料はロケーションと福利厚生。結果的に、早く終わらせたかったはずの就職活動は長引くばかりで、気付けば大学4年生になっても内定0社という世間一般で言うところの就活負け組の仲間入りを果たしていました。終わりの見えない就職活動に、私は心身ともにまいってしまっていました。

やっとの思いで掴んだ最終面接を土壇場で辞退

そんなこんなで就職活動を進めていた私でしたが、大学4年も5月を迎えるあたりだったでしょうか。なんとここにきて初の最終面接のチャンスを掴みます。チャンスを頂いたのは、東京都内に位置する不動産投資会社。若手社員も多く活躍するベンチャー企業でした。そんな会社で最終面接まで進んだ私でしたが、面接を前日に辞退の連絡を入れてしまいます。なぜなら、私がそこの会社のネットでの評判を強く気にしてしまったからです。芯がブレブレだった私にはそんな環境に飛び込む勇気がなく、最終的にラストミニッツで面接辞退の連絡を入れさせていただきました。

せっかく頂いた最終面接のチャンスもこちらの都合により辞退。

「自分は何をしているんだ。一体何がしたいんだ。」

続々と内定を掴んでいく周りの学生。その横で、内定0社の状況にも関わらず最終面接を辞退している私。内定を掴めない焦りはいつしか自分に対する不甲斐なさとなり私の心を虫食んでいきました。

直観の先に見えた一筋の光

春が終わり梅雨に差し掛かる頃だったでしょうか。就職活動に対する嫌気が既に限界に達していたときでした。ニューヨークにて得た目標が、ふと脳裏をよぎったのです。

「アメリカでスポーツビジネスに携わり友人Aさんの会社を越える存在となる。その成長した姿と共に出席者2さんに直接あのときの御礼を伝えにいく。」

見失っていたことに気付かされた瞬間でした。自分が達成すべきは、一刻も早く就職活動を終わらせることではなく、ニューヨークでの大失敗から得た目標に向かって突き進むこと。それが自分が本気でやりたいことであり、情熱を注げるところ。そこに気付いたとき、私はすぐにアメリカでスポーツビジネス事業を展開する企業を探しました。そして見つけた10何社の企業の中から、理念や取り組みに共鳴できた会社のみにダイレクトメッセージを送りました。どの会社も新入社員の採用は受け付けていなかったものと思います。そのため、リクルートサイトでは出会うことのできなかった会社ばかりでした。

メッセージを送って直ぐに、ある一社から返信を頂きました。この会社こそ、その後の私の人生に大きな転機をもたらすこととなるあの会社だったのです。

本日もお読みいただきありがとうございました。では次回もお楽しみに!

Crimsope代表 大澄紅希


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