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3つのシーンで伝える お店撮影のポイント

今回はお店の写真の撮り方について。
いろんなお店を巡るのが好きな方はもちろん、ご自身でお店を運営されている方にも役に立つような記事になれば嬉しいです。

まず最初に、ぼくはAroundTokyoという、写真で東京から日帰りでいけるおすすめスポットを紹介するサイトを運営しています。そこでご紹介している写真はすべて自身で撮影していまして、これまでたくさんのお店や空間を訪れました。写真だけでも行きたいと感じてもらえるような、出かけるきっかけになる一枚を目指して、いつも撮影させていただいています。

今回は、そうして撮り続けてきた中で見えてきた、撮影時のポイントや意識していることを、いくつか抽出してまとめて見ました。

外観写真 / 内観写真 / 商品写真

この3つの軸でご説明してみようと思います。

外観写真

まずは外観写真。シンプルですが、これがとても大事。
Instagramでは気になる写真を保存しておく機能がありますが、ビジネスアカウントだと、どれだけの人に保存されたかがわかります。
ぼくの投稿の中で、この保存数が平均的に高いのが、正面からの外観写真。やはりその場所の顔となるのでしょう。しっかり撮ることが大事です。

基本正面から外観がすっぽり収まるように撮影します。その時に、建物の縦横のラインが曲がってしまわないように注意しましょう。

また、太陽の位置、光の入り方で写真の仕上がりの印象はだいぶ変わってきます。お客さんとして訪れるときは時間帯を選ぶのは難しいと思いますが、ご自身の店舗を撮るときは、朝昼夕、どの時間帯が一番魅力的に見えるか、意識して見てください。以外と曇り空の方がきれいに写るということもあると思います。

基本正面からで良いのですが、これらのポイントがあれば、そこをメインにした写真も抑えます。

・店舗ロゴや看板
・扉や屋根や壁面の色など建築物としての特徴
・外観のバランス


内観写真

内観写真を撮るとき特に意識しているのは、この2つ。

・店舗の特徴的な場所を撮る。
・光や影、風など、環境と掛け合わせた魅力的な場所を撮る。

店舗の特徴的な場所はお店ごと様々。壁面のカラーリングがカラフルであったり、素材がなにか質感感じる特徴的なものだったり。あとはお店を表すオブジェやサインなどあればそうしたものを活かして撮るのも良いと思います。

次に環境要因と掛け合わせた空間を撮る、これがとても大事だと思います。その空間をいちばん感じることができるから。窓から吹く風、それに揺らめくカーテンや、差し込む光に照らさせるテーブル、窓の向こうに見える美しい景色。これと言った対象を強調するわけではない分、構えることなく、自然とその魅力が浸透してくるような感覚になるのが、こうした一枚だと思います。

これら内観写真を撮る時に共通して大事にしていることがあります。
それは距離感です。次にお話しする具体的な対象物を撮るのと違って、ここでは「空間を撮っている」という意識を持つことをオススメします。ここを撮る、と決めるとそこに意識が集中しがちです。ただ、この内装写真を撮るときはあくまで空間。細部によりすぎるよりは、それらを取り巻く空間を感じられるよう、ひとまわり大きく意識を回して見ましょう。きっと印象が変わってくるはずです。「空気感」といいますが、その「空気感」ごと撮影するようなイメージです。


商品写真

そして3つ目は、物写真です。料理や、飲み物、商品などそのお店で取り扱うものの写真です。方向性としては、2つどちらで撮るか。

・特徴をしっかり伝えるための写真
・雰囲気を感じてもらえるような写真

それ自体の特徴や魅力が強い商品であれば、あえてシンプルな構図で撮っても良いと思います。そのシンプルさがインパクトを生んだり、カッコよく見せてくれたりします。
真俯瞰や、真正面から撮影するイメージですね。見た方もシンプルに、うわぁすごい、となると思います。

商品を通して、お店の雰囲気も感じてもらえるような写真のイメージだと、商品+αのものと一緒に移すようにしましょう。
コーヒーが美味しいところであれば、スイーツの奥にコーヒーを写したり、店内の雰囲気がアンティーク調なのが特徴であれば、ちょっとずらして背景にテーブルやお店の中が写るようにします。

内観写真のポイントでもご説明した、光はここでもとても効果的で、商品の魅力をより感じさせてくれます。お店の見せ方にもよりますが、自然光を活かすことは写真の魅力アップにとても効果的な手法です。

以上が、特にぼくが撮影時に意識しているポイントです。

FROM_SOMEWHEREという旅を感じる写真の販売サイトも運営しているのですが、そこで掲載している風景写真は、その場所に訪れ、魅力的な光景に出逢うために感度を高く、そこを歩き感じることを大事にして撮影しています。これはなかなか説明がしづらく。この記事でも書かせていただきましたが、

きっとこれよりは、今回のお店や場所の撮影の方が、すでにその場所があるものを撮っているので、感じたものや伝えたいことをいかに、写真を通して表すことができるか。ロジカル的、説明的な視点があるので、きっと誰かの役に立つ内容があるのじゃないかなと書かせていただきました。

もう少し細かく具体的な手法などは、まとまめて別の機会でまた。

ここでご紹介した写真はすべてAround Tokyoでご紹介しています。
よかったらそちらもぜひ。


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