心動くこと、お出かけ論。
ぼくが運営する2つのサービス、Around TokyoとFROM SOMEWHERE。これらを通しての大きなメッセージは、出かけることや旅を通して、心動く体験をしようということ。
ぼくは心動くことには、「体感」と「移動」この2つが重要なポイントになると感じています。今回はこの2つを軸に、心動く体験、出かけることを考察してみます。発展していく情報や技術の中でも、変わらず大事になることだと思うので、よろしければぜひ。
体感ないものに、心は動きにくい。
まずは体感することから。
モノと情報が充実する現代社会において、知ることの機会や質は増えているものの、代わりにこの体感する機会が減っているように感じています。質がいい故に知ることで、すでに高い満足感を得てしまう。
でも知ることも大事だけと、実際に体感することとは大きな違いがあると思う。自ら体感することで、物事を多面的に捉えることができるようになるし、そこには感情も伴う。体感することでより理解は深くなるし、心は動きやすくなる。
そして、体感を通して得たものには、知識を超えた可能性があるのではないかと思うんです。
僕は、出かけることや旅することを推奨したいと思っているけど、地域活性や、移住などを大きくうたうことはしていない。問題意識として持つことは必要でも、関わり方はそれぞれのライフスタイルあってのこと。
ただ出かけることの楽しさや、現地の魅力を体感したら、少なからずその人の中になにかが蓄積される。あるのとないのとでは大きく異なる。また行こうと思うかもしれないし、デパートでその地の物産展をやっていたら懐かしくなってなにか買うかもしれない。もっと響いた人はその地に還元されるような仕事をしたり、移住を考えるかもしれない。
全ては、まずは体感することからだと思う。体感することは、いろんな可能性持つきっかけを蓄えること。だから、その体感の始まりとなるお出かけを、より身近にしたいと思っています。
日常から、非日常へ。
もうひとつ大事にしたいのは「移動」。
VRの進歩がめまぐるしい今ですが、VRにはない「移動」がもつ効果が確かにあると思うんです。
距離の移動は不思議なもので、ある程度離れた地に向かうと、その経過で日常を離れたという意識が生まれるように感じる。
日常から非日常への移動。移動することで日常から離れたことを感じ始めたら、そこから先は異なる世界。ワクワク感が高まり、心動きやすくなる。僕にとっては移動は、距離だけでなく意外と手段も影響がある。新幹線や飛行機、フェリーはもちろん、車で移動するようなお出かけでも、なかなかに非日常感を高めてくれる。
そうして非日常を感じることは、心動かすために取り入れやすい方法。距離や交通手段、何かしら非日常への移動を孕むお出かけをするということは、心動かしやすいアプローチ。移動が生み出す効果は、ぜひ意識して取り入れたいもの。
「体感」と「移動」が生む、心動く体験。
心動く体験には、体感と移動が重要なポイントになること、ご共感いただけましたでしょうか。これらを気軽に得られる「お出かけ」は日々の生活にいい流れをきっと生んでくれると思います。
出かけてみようかなと思った方、オススメのお出かけのスポットやプランを写真を軸にまとめています。きっと休日に出かけたくなる場所見つかります。詳しくはAround Tokyoのサイトをぜひみてみてください。
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そして最後に。
「おいでよ」じゃなくて「出かけよう」と発信できるのは、東京を拠点にしているからこそだと思うようになりました。これまで故郷と呼べる地がない感覚をネガティブに捉えていたけど、東京にいるからこそできることに向き合えるようになってきた。僕らだからこそできること、少しずつでも取り組んでいこうと思います。
まずは、出かけることをより身近に。それがぼくの役割の一つと信じて。
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