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俳句幼稚園企画~忘れられないあの人
俳句幼稚園の企画「忘れられないあの人」に参加いたします。
ラベンダーさん素敵な秋の企画ありがとうございます。💕
小学の時のことだったと思います。
いとこがピレネー犬のように大きなブルーを飼っていて田舎のお祖母ちゃんの家で過ごす時にも連れて遊びに来ていました。
とてもおとなしい犬で「こひちゃんも撫でても大丈夫だよ」と何度もブルーのところまでいって一緒に触れるようにいとこは誘ってくれるのですが、怖くてまったくだめでした。
道を歩いているときに遠くからリードの長い犬がくると別の道にすすんだりとにかく犬は子供ごころに未知の生物ぐらい怖いかんじのする生き物でした。
銀河~流れ星という水色の毛皮をもった犬の漫画を幼馴染の木村君に借りて読みました。犬っていう生き物ではなく漫画の主人公として迫ってくるのでした。それから、未知の生物だった存在が毎週会うのが楽しみになるという出来事がありました。
夕方習い事の帰り道に杖ついたおじいさんと眉毛のところだけ白い子犬がベンチに座っています。
おじいさんはとても腰がまがっていて、杖をついていたのでいつも子犬がぴーんとリードを引っ張って走っていこうとするのですが、おじいさんの歩幅はとてもせまく、ゆっくりなのです。
おじいさんは公園の犬の散歩コースにあるベンチに腰かけているだけで、なかなか子犬の散歩を長くするのは難しそうでした。
黒い毛皮に眉毛のところだけ白い子犬がとてもかわいくて、いつもおじいさんと子犬のいるベンチのところを
通りかかるのが楽しみでした。
習い事がない日も公園を通りがかるとおじいさんと子犬はベンチのところに夕方ごろになると座っています。
白い眉毛の子犬はいとこの飼っていた犬とくらべてもとても小さくて私でも触れそうな気がしました。
習い事の帰り道におじいさんの代わりに子犬の散歩を少しだけするようになりました。おじいさんが子犬の散歩をさせてくれたおかげで、それ以来犬が怖くなくなりました。
いままで犬や猫をかったことはないのですが、犬の散歩をするのってとても楽しいんだという体験は忘れたことがありません。
この企画にちょうどいいかなと思って書いてみました。
おじいさんと座る子犬や秋の色
白眉の子犬と走る秋麗
よろしくお願いいたします。