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例えば、ピザのテイクアウト、誰に注文しますか?
ピザ、迷いますよね。常連ならまだしも、常連になるほど食べていないし。トッピングはもちろん、大きさまで悩みに悩みます。そんな状況で注文する時、次の4つの選択肢があった場合、あなたならどれを選びますか。
A. ピザ屋の新人店員への電話
B. ピザ屋のベテラン店員への電話
C. ピザ屋のテイクアウト用チャットボット
D. ピザ屋のテイクアウト用チャットボット(IBM Watsonインサイド)
ここで覚えておくべきIBM Watson Assistantの機能は、①スロット・フィリング、②脱線、③サーチ・スキル、④あいまいさ除去(明確化)です。考えるにあたり、それぞれの機能について説明しておきます。
①スロット・フィリング:確認項目の全て収集するまで質問を続けられる
②脱線:ある話題から別の話題に遷移(脱線)した場合、元の話題に戻って来られる
③サーチスキル:「ロングテールな質問」(頻度の少ない、決まった回答のない質問)について検索結果が表示される
④あいまいさ除去(明確化):より明確な選択肢が提示され、「わかりません」といった応答が少なくなる
この4つの機能、理解できましたか。これを踏まえて、誰に注文すべきなのか少しお考えください。
(考え中、考え中・・・)
では、正解とその根拠をお教えします。
A. ピザ屋の新人店員への電話:不正解
①スロット・フィリングのように確認項目を聞くスキルが不十分です。
③質問にはあまり回答できません。
B. ピザ屋のベテラン店員への電話:不正解
②話が脱線してしまうと、脱線したまま時間が過ぎていきます。
C. ピザ屋のテイクアウト用チャットボット:不正解
③質問には回答できないことが多いです。
④注文のキャンセルを迷ったまま、注文が確定してしまいます。
D. ピザ屋のテイクアウト用チャットボット(Watsonインサイド):正解
Dは、前述の4つの機能により、確認項目をしっかりと聞き、一度脱線してもその前の会話に戻り、難しい質問にも何らかの回答を返し、注文キャンセルしようか迷い中もあいまいな応答にも選択肢を提示して確認することができます。
C. ピザ屋のテイクアウト用チャットボットとD. ピザ屋のテイクアウト用チャットボット(Watsonインサイド)の違いについては、こちらのピザ注文のデモでご確認いただけます。
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