パパと子のイチャイチャタイム

沐浴後
私が、
体を拭いたり、髪を乾かしたりする時間

妻曰く、
イチャイチャタイムらしい。

そんな、我が子と二人きりになる時間は
正確にはこれまでなかったのだが、
本日、妻の出産後初めておとずれた。

妻が出産後、初めて一人で外出。
一階だけで生活、二階への昇り降りを
出来る限り避ける、
授乳以外の育児や家事は私で行うなど、
段階的に、そして出産後の負担を
小さくするなどしていたが、
それでも妻にはストレスがたまる。
意識はしていなくても、
結果的にはそのはけ口は私になる。
各々の育児、家事にエラーが発生し、
互いにストレス、そして我が子の
断末魔のような泣き叫びと、
悪循環に陥っているここ数日。

はっきりいって、夫婦仲が良く、
コミュニケーションもとれている。
それでも、子を除けば二人きりに
密室空間がひと月も続けば、
こうなることは想定内。

仕事でもいくら仲が良くても、
いざ直接的な関係になると、
仲が良いというのは継続困難。
それは仕事の成功という目的達成が一番になり、
それができなくても、互いのせいにしてしまうので、関係悪化。
ましてや、家族ならば逃げ場がない。
遅かれ早かれこういう場面はやってくるのだが、
妻の体調やメンタルは男の私には
わからない。経験する事が不可能なため
わからない、というのが適切。

少なくとも、買物等で私は外出していたので、
多少なりとも、息抜きにはなっているが、
これまで、妻にはその場面はなかった。
体の修復が優先順位1位だったので、
その次のフェーズがちょうど
出産後一か月の今日なわけだ。

ということで、近くのショッピングセンター
へと、出かけた妻。
時刻は朝の9時半。

次の授乳は10時半、これを軸に二人の
イチャイチャタイムを構築するはずだった。

ミルクの作り方も、おもつの替え方も
マスターしており、
うんちが出たときが唯一の懸念事項だった
はずなのだが。。。

10時半の授乳、オムツ替えを終え
動画やラジオを楽しんでいた。

途中、泣き始めたがオムツを再度変えたことにより落ち着いたのだが、
11時半に再度
断末魔の叫び。

まんまるだっこ、揺らし、
アカペラポイズンなどなど、
策を講じるが、叫びはひどくなる一方。

口をパクパクし、エア授乳をする
我が子。

1時間前の80ミリのミルクでは
足りなかったのか。

1時間しか経過していないので、
消毒中の授乳瓶は問題ないのかなど、
私がプチパニックに。

叫びはさらにひどくなるので、
ひとまず20ミリのミルクを。

問題なくのみはじめたので、
安心したも束の間。
更なる叫び。

ここで私のパニックは上昇し続ける。
今考えれば、すぐに追加のミルクを
あげればよかったのだが、
瓶の消毒に頭を支配され、
すぐ実行に移せない。

何をしても、どうならないので、
追加の60ミリのミルクを。

当たり前なのだが、量が増えれば
なかなか冷めない。

水で冷やしても冷めない。
叫びはやまない。
ミルクは冷めない。
吸い込み口にゴミがつく。
洗う。
消毒。
ふたをする。
冷めない。
腕にミルクを落として温度確認。
できない。
吸い込み口の中に塊が。
再度、洗う。
再度、消毒。
ふたをする。
温度確認。

やっとこさ、飲まそうとすると
飲む前に我が子の笑顔。

そのまま、飲ますと
ゴクゴク飲み続ける我が子。

そんな中、妻から今から帰るよ。

時刻は12時半。

なかなかのパニックだった。
こんなの大したこと。
と言われるだろうが、
一人で、命を預かるというのは
こういうことなのだと。

私の母は、
私について、育児書とにらめっこしながら
育てたので神経質な子になってしまったかもと
嘆いていたのを思い出した。

命のことに神経質になるのは、
母が残してくれた財産かもしれない。

育児書とにらめっこ。
DNAには逆らえない。
ミルクを飲み終え、
ぐーぐー寝ている我が子も。



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