「問題を解決する力」と「新しいビジネスを創る力」
こんにちは!
ビジネス・ブレークスルーの高松です。
3月に入り来期に向けて新しい研修を検討される企業様も多いかと思います。私が担当している研修のメインテーマは「問題解決」「論理的思考」や「戦略・ビジネスモデル」が多いですが、最近は「新規ビジネス」「ビジネスプラン立案」といった新しいビジネスを創る研修も増えてきました。
問題を解決する研修 と 新しいビジネスを創る研修
この2つのテーマ。大きく違うように思いますが、全く違うかというとそうでもない気がする。
例えば、事業の問題を解決する方法として、新しいビジネスを考えることもあるっちゃあるし。新しいビジネスを創るためには、業界や顧客の問題を解決する必要もある。
なんだが混じりあっています。
きちんと頭の整理をしておかないと、混乱してしまうと思っています。
例えば、問題解決研修を受けた後で、会社の中で新規ビジネスプラン作成を求められたとする・・・。
問題解決研修の内容がそのまま使えるかというと、そうでもない。
うーむ。なんだか混乱するし、混乱させちゃうので、整理してみようという試みです。
問題解決は、「物事の構造化」から始まる
まず、目の前に問題がある。
その問題がなぜ発生しているのか、その構造を明らかにする。そのうえで本質的課題を明らかにする。
シンプルに書くとこんな感じ。
問題解決というと、ステップ論やフレームワークが注目されることが多いですが、それよりも、問題を解決するとはどういうことなのか学ぶことの方が100倍大事な気がしている。
さらに、業務ミス、スケジュール遅れ、業績の未達など、いろいろな問題の種類にあわせて、物事を見る視点や仮説の勘所を持つことが非常に重要。
では、新しいビジネスを創る力とは?
一般的に新しいビジネスを創るというと、全くのゼロから新規ビジネスを生み出すことを意味する。でも現実的には既存ビジネスと近い領域で新しいビジネスを創ることも含めて、「新しいビジネスを創る」と捉えていることが多いと感じます。
さて、問題解決は、物事の構造化から始まりましたが、こちらは何から始めたらよいのでしょうか?
ここが結構混乱すると思っているのですが、新しいビジネスを創るキッカケは人それぞれ。一般化は難しい。
こうやってアイデアを創るんだという方法論を研修で学んでもらうことは大切なんですが、それ以外にも色々な方法がある。
色々な方法があるのですが、1枚にまとめるとこんな感じ。
ポイントは、最初のきっかけは色々ということ。
個人としての思いから始まることもある。例えば、これは許せない!という思い。もっとこうなったら良いのに!というキラキラした思いもある。
ユーザーを観察して不便を発見することもある。
世の中の流れに乗っかることもあるし、業界の不合理をやめたいということもある。他にもキッカケは色々。
そして、そのきっかけを基に事実情報を集めて、ビジネスプランにまとめる。
①⇒②⇒③を行ったり来たりしながら作りあげる。最終的には勝てるビジネスプランになっていなければならない。
勝てるストーリーを描く必要があります。
ストーリーと言われても、フワッとしていて良く分からない。でも、とりあえず要素を埋めただけでは、ゆるーい最終案が出来上がってしまうので、丁寧に言語化した研修コンテンツが必要。
いまは全てがネットにつながる時代。
データ活用やマネタイズの手法も多様になっている。何を考えておかなければいけないのか。全体としての整合性をどうチェックするのか。この辺りをしっかり学んでいく必要があります。
というわけで、今日は「問題を解決する研修」と「新しいビジネスを創る研修」について書いてみました。
こちらの内容については、2022年3月に法人企業向けにセミナーを開催しますので、もしご興味のある方がいらっしゃったら是非ご参加ください。
●3月22日 問題解決 法人向け半日セミナー
●3月28日 新しいビジネスを創る 法人向け半日セミナー
また書きまーす!
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