採用活動を通して気付かされた、自信と謙虚の両立

採用を始めてから、たくさんの魅力的な人と会う機会が増えました。

採用は新しい出会いの中で人を見極めることだと思っていました。ところが、実際はその逆で自分自身の価値と向き合い、言語化していく過程であると気付きました。

更にその出会いの中で、自分の中にあった大きな誤解に気付きました。それは、「自分に絶対的な自信を持つこと」と「謙虚であること」は両立しないのではないかという誤解です。

私は、これまで謙虚であることは自分自身を表に出さず慎ましい様子であることだと解釈していました。そのため、何かを発信しようとしても何かを伝えようとしてもどこかで何かを止めようとしていました。それは「何者でもない醜い」自分と向き合わずに済む方法だと勝手に納得していたのかもしれません。

ところが、これは自信のなさをハッタリによって覆い隠して尊大に振る舞う行動パターンと根底の発想は全く同じなのです。自分に自信がないから、人を上から目線で有能か無能かを品定めする、肩書や人脈や金を力の源泉だと思い込む、他者に負けないように先手を打って抑え込んでしまう。尊大に振る舞うことが「胆力のある優秀なリーダーシップだ」と勘違いしてしまうと悲しい末路しかありません。

自分の振る舞いといて、「卑下」にもならず「尊大」にもならないことが重要だと思います。そのためには、積み上げてきた実績や歩んできた軌跡に対して確固たる自信を持つしかありません。

遠大な夢を語りながらも、達成可能な目標を着実にクリアしていく。それこそが、自信を大きくしていく一番の道です。

振り返ると、5年前の創業から3年前の事業転換と今に至るまでの軌跡の中で多くのことを積み上げてきました。資金繰りが逼迫したり、施策が全て上手くいかなくて焦ったり、多くの出会いや別れがありましたが、着実に知見が積み重なりや縁が広がっているし、売上や調達により使える資金の桁が増えています。

次のステージに行くためには「私の」事業から「私たちの」事業に引き上げる必要があります。自信をもってワクワクするような夢を語り、熱量を広げていかなければなりません。

やり切っていきます！

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