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香港から戻って改めて感じた。感動は論理に勝るということ。

こんにちは!佐藤です。

香港から戻ってきて、もう2週間が経ちました。戻った後に徐々に気付いたことがあり、どうしてもnoteに記しておこうと思いました。



感動は論理に勝る

実は、香港に行った後に思わぬ収穫がありました。それは、「感動が論理に勝る」という事実を再確認できたことです。

今まさに着手している新事業の参考にしたく二つの会社を訪問させていただきました。日本に戻ってからも連絡を取っていますが、Rooftop Republic社の強みや大手企業と組めている理由かが徐々に分かってきました。

Rooftop Pepubulic社が「テクノロジー」で独特の優位性を持っているわけではありませんが、「コミュニティ・ガーデン」や「食」というジャンルで人を集めて熱量のあるコミュニティを創り出せているのは事実です。むしろ、集まる人の想いの源泉に触れることがヒントになると実感しました。

最初は、導入コストとか維持コストとかを聞こうと思っていましたが、短期的な費用対効果をテーマにしている自分がみみっちく思えてきました。むしろ、話しを聞けば聞くほど、どんなに論理が正しくても気持ちが動かないものには価値が無いという事実と向き合うことになりました。

バンク・オブ・アメリカ、DBSや現地の大手ディベロッパー(サンフンカイ)は誰もが認める大手グローバル企業ですが、費用対効果だけで動かしたわけではありません。

理念や夢があって、現実にありえないとか誰も手を付けようとしないことに果敢にチャレンジして具体化させることにベンチャー企業の存在価値があり、無理が無理でなくなったときに人は驚き、いっせいに飛びついていきます。市場性とかコスト何とかというのに縛られず、自分の原体験に基づいた理念をしっかりと言語化していき、チャレンジをしていきたいと思いました。


甘えを断ち切る

最近、展示会に出展した友人起業家と話す機会がありました。私も展示会に関心があったので、将来的にどこかのタイミングで参加したいと考えており、展示会の準備や効果などを聞きました。そこでも「感動は論理に勝る」ということを再確認することになります。

友人起業家は、データ解析やシステム開発の受託を生業としています。2019年に自然言語解析の電子書籍を出版してから、今を時めく生成AI分野の第一線を歩んでいます。彼は技術ブログを定期的に発信するだけでなく、ほぼ毎日voicyでChatGPTやLLM(Large Language Models、大規模言語モデル)について発信しています。

この発信の積み重ねが、人材採用や案件の獲得だけでなく、「開発したプロダクトを実装した際に顧客と共有する感動体験」に繋がっている話を聞きました。BtoBでも最後の最後は感動体験に繋がるかが重要ですね。

それだけでなく感動体験に繋がるような夢を語れるのは立ち上げた本人、つまり創業者以外にないということに気付かされました。

振り返れば、「食というテーマで国内外で多くの人と繋がり、人生を変えてきた経験があるからこそ、それを事業にしたい」とか「もっと身近なところで農的体験を提供していきたい」と熱弁した時に事業も人生も前に進んでいました。また、香港で見ず知らずの日本人にいろいろと教えてくれたのも、僕が彼ら・彼女らの夢に触れて自分の夢を語ったからでした。

なぜ、それを普段から口にしないのか・・・?忙しいとか、業務に集中するというのは本当の理由ではなく、「自分語りをするのは恥ずかしくてやりたくない」と甘えて逃げていたんだと思います。

思えば、自分じゃできないことや苦手なこと、実績を作るために人に頭を下げてお願いをすることがたくさんあります。拒否られて傷つくのが怖ければやめちまえばいいことで、夢を現実にするためには死ぬほど恥をかかなきゃいけません。つまらない甘えで自分を守っていては、魂を燃やす舞台に立てるはずがありません。

夢や感動体験に繋がるような発信の場を作っていくことが今の自分の役割だし、そこから逃げないよう定期的に発信していこうと決意しました。

ということで、現在新事業ROOFの公式noteの準備をしています。SOYMILは公式サイトがあるので、もっと活用していきます。


嬉しい

4月30日で2023年期の決算が終了。前期比で売上高2.7倍、純利益が黒字で着地して、初めて「未来が見えた!」と実感しました。P/L(損益計算書)だけで経営状況を判断できないのは百も承知ですが、前向きな数字を創り出せたことには大きな意味があります。

ただ、「多くの人と繋がった結果」でしかないと肝に銘じないといけません。「不」を解消する仕事にせよ、「喜び」を与える仕事にせよ、お客様からの感謝と期待の総和が売上の数字なので、一喜一憂せずに感謝と期待の繋がりを広げていくことに専念していこうと思います。


(こぼれ話)広東料理が美味しすぎて感動

今回、広東省の広州→順徳→東莞→深圳→香港の順で南下していきました。やはり、広東省に行く楽しみの一つというか大きな部分を占めているのは「食」といっても過言ではありません。広東料理と言えどもひとくくりにできず、毎回多様性を発見し、楽しんでいます。

ちょうど、私が訪れる前の週に「中国から夜ふかし第5弾 広東省広州」で広州が紹介されており、広州や香港で友人と会ったときに盛り上がりました。

日本のニュースを通して中国を見ると、ヤバいことやってる得体のしれない軍事大国か、EVやAIが突出した技術大国か、と何かと振れ幅が大きいです。

もっと、市中の人や街中の様子等に触れるようなコンテンツで、報道とは異なる側面に触れる機会が増えてもいいんじゃないかと思っています。


佛山市順徳区

家郷拆魚羹(順徳風魚のとろみスープ)
牛肉炒河粉(牛肉の煮込み入りライスヌードル)
生炒菜心(菜の花の炒め物)
清代発祥の米粉蒸しパン「倫教糕(ルンジャオガオ)」、鹿児島名物の「かるかん」に似てる

深圳

街中で大学の後輩と同期の皆さまと遭遇したので、一緒に牛肉火鍋を食べに行きました。
牛肉ロース
牛肉火鍋は、広東省東部の名物料理で辛くないです。

香港

香港島Kennedy Townにある嚐囍煲仔小菜(Sheung Hei)の海老の蒸し餃子
潮州蒸粉粿(ピーナッツ入り蒸し餃子)
クリーム入り蒸しパン
近くの茶餐廳(食堂)でアフタヌーンティーを味わう


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