当社をどのような組織にしたいのか
最近、いろんなとことでお願いしまくっている佐藤です
noteで多くの記事を書いていますが、私は文章を書くのが苦手です。というか、何かに「成功」したわけでもなく、大きな実績を残したわけでもない自分が事業や自身の想いを語るなんて笑止千万!自分の想いを語る前に、事業を前に進めるべくやるべきことがたくさんあると考えていました。
お願いをしまくっている中で、今のSOYMIL事業も、新しいROOF事業も、数多くのお願いの連鎖で成り立っていることに気付きました。むしろ、これからどうなろうともずっとお願いマンのままだし、自分がお返しできるようになるのって来世かも…とも思うようになりました。
自分がどんなスタイルで生きていくべきか若干の迷いがありながら、大学時代の同級生と久しぶりに会う機会がありました。自分が何をやろうとしていて、何を目指しているかをしっかりと話していくことで生まれた繋がりや分かり合えたエピソードをいくつか思い出し、発信は資産になることを確信しました。また、ギリギリのところで生き延びた経験を思い起こせば人と人との繋がりの中で言語化できない何かが支えになっていました。言語化する意味は大いにあると感じています。
前置きが長くなりましたが、これから新事業であるROOFの公開時期までを目安に自分がどういうことをしたいのかを順序立てて発信していきます。
事業やプロダクトの話をする前に、まずは今の組織をどうしたいのかを語っていきます。
生(せい)の連続性とホーム
「生の連続性に貢献することで、ホームだと圧倒的に思える存在を生み出したい」とよく言っており、すべての事業の根底を支える核です。「生の連続性」は言い換えると、過去から連綿と続く人と人との繋がり、人と文化との繋がり、人と自然との繋がりを未来に渡って紡いでいくことを意味しています。繋がりを感じることで他者と価値と喜びを分かち合い、幸せを共有することができる社会が理想であり、それが未来永劫続いていくことで世界が平和になると考えています。そしてそれを、まずは自分の組織の中に根付かせていくことで、サービスやプロダクトにも反映させていくつもりです。生の連続性については次回記事でも紹介させていただきます。
繋がりを感じ、潜在力を解き放てる体制にしたい
私は、2021年3月に事業を今の形態にしてから幸福について熱心に探究していました。これまでに世界の国々・地域を見て回ったり、海外で働いたりした経験から、人を幸せに導く社会体制と、そうでない社会体制があると考えるようになっていきました。
それは、会社づくりにおいても同様に根幹を成すものであると考えています。誰もが働くことに、多くの時間を費やしていますが、そこで幸福を感じることができなければ、結果として幸せな社会にはならないでしょう。
具体的には、職員一人ひとりの業務が、社会や他者と繋がっている認識を持てるようにしています。自分の業務がどのような結果を生み出しているのか見出すことができなかったり、自分の心が躍ることとは程遠い場所にあるようなものであったら、自分の幸福感を得ることはできず、虚しく寂しいだけです。当社の場合、すべての業務が事業の核となる理念に紐づいています。それに共鳴し、自身の潜在力を解き放ち、最大限に力を発揮することで自分の生み出す価値の尊さを自覚することができます。
多様な人がホームと感じられる組織、社会へ
幸福とは個人の主観としての最高の体験です。しかし、日本は同調圧力が強く、幸福を感じにくい国という側面があります。個を犠牲にして他の存在を優先させる構造は、幸福とは真逆に位置するものといえるでしょう。日本でも個性を尊重することや社会にインパクトを与えるイノーベーションに関しては、総論では同意されています。それにもかかわらず、「模範解答」から外れた存在には冷たく、個性を埋没させているのが日本の文化です。そんな社会を心の底からホームだと思い、過去から連綿と続く価値や文化を未来に紡いでいこうと思えるでしょうか?
世間一般から見てどうか、どのような経歴かなどは関係なく、「SOYMIL」に合致すれば、どのような働き方であっても迎え入れていきたいと思っています。ですから他の場所では力を出せなかった、認められなかった、否定された方も、当社であれば学歴や職歴に関わらず自身の潜在力を解き放つ可能性が十分にあります。当社は、自由な雰囲気を享受して支えあう人材を集めていくことで、既存の社会構造や常識を崩していき、働くことが幸せだと実感できる「ホーム」にしたいです。
また、「ホーム」は在籍している人のためだけに存在しているわけではありません。当社を離れた人や当社と取引をしている人にとっても当社を介して繋がりを感じられる場にしていくつもりです。「ホーム」の領域が広がれば広がるほど、社会、文化や自然と有機的な繋がりが生まれ世のなかに新しい生活スタイルや文化を提唱できる影響に繋がると信じています。
(つづく)
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