突然現れた
今住んでいる家に越してきたのが25年前。
当時小学生だった長男は家を建て3人の子宝に恵まれるオヤジになり、長女は幼稚園教諭として日夜オムツの取れない子供の世話から小学校進学前に悩む父母の相談に懸命に対応している。
コロナ禍から自宅で過ごす時間が激増した。会社はフルリモート体制に移行し、事務所はミーティングルームだけの物件に移転した。メンバーは忙しくて出社している時間がないという。これも5分間隔でミーティング設定できてしまうデジタルの恩恵なのか。
さてさて、自宅滞在時間が長くなるとますます自宅が好きになってくる。不思議なものだ。好きだから長くいたいのではなく、長くいるから好きになってくるのである。その中でも最も好きな窓からの風景が上の写真「富士山」である。
この2階リビングダイニング西側の窓の向こうに見える富士山をほぼ毎日楽しむことを喜びとしている。
「今朝の朝焼けは綺麗だわ」
「お、初冠雪だね!」
などなど夫婦の朝の会話をナチュラルにしてくれる。
だが、最初からここから富士山が見える窓を設計したのではなかった。この窓からは最初は2軒先のお宅の庭の竹藪だけが見えていたのである。富士山が見えるという発想など皆無だった。
引越約2年後のある日、その日は訪れた。
カーテンを開けると「富士山」が遠くに見えるではないか!?
なんと前日竹藪が伐採されたのだった。
「ラッキー!」
「ブラボー!」
どちらを叫んだかは覚えていないが、雄叫びをあげたことを記憶している。
富士山が突然現れたのだ。
いや、正確には富士山はずっとそこにあり続けていて我が家からの視界が開けたが正解。突然現れたのではなく、元々あったものが見えるようになったのだ。
これと自分のキャリアでも同様なことが起こっているのである。
昔から気が多いので様々なことにチャレンジし失敗し、また挫折も繰り返してきたけどそれらの体験、ずっと使っていなかったけどかなり深い理解をしている分野がこれから始めようとしているビジネスに活かすことができることを再発見したのです。
今朝、富士山を見て直感した。「俺にも、あったじゃん」
さて、どうなるか7回目の起業!!