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ア・フュー・モア・シングス

今週の映画ニュースで選外となった音楽系記事と、次号用の予習ともいうべき『デッドプール2』関連コラムを紹介。今号の三谷コラムは、ネットワーキングのもうひとつのエッセンスに触れてます。

アメリカは先週末、戦没者将兵追悼記念日(メモリアルデー)の祝日で三連休でした。我が家はどこへも出かけませんでしたが、子供用のハイチェアやその他もろもろの買い物などで忙しくしています。

そんな連休を挟んだ今週のニュース、特に興行面が面白いことになっています。『ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が示す数字は、何を意味しているのか? リンク先の記事に気になる仮説が数件書かれていますので、お時間のある方は読んでみるといいでしょう。


今週のこぼれ記事

ついでに、選外にしてしまった面白い記事もいくつか上げておきます。

韓国のアイドルグループ「BTS(防弾少年団)」が、実は先週のビルボード200チャートで全米トップに躍り出ていた、という話。5月18日に発売されて、すでに1週目からアルバム13万5,000枚を売り上げる快挙。2018年でも2番目に多い売り上げという、脅威の偉業です。

日本語でもフォーブスで取り上げられてました。

興味深いのは、このCNNのニュースに付随する動画。ユタ州のK-POPコンベンションの盛況ぶりを、韓国系アメリカ人のリポーターが追いかけるというものです。熱心なファンを追うだけでなく、韓国のアイドルグループの成立過程や、いわゆる容姿にまつわる「美的感覚」までを正面からカバーしている点が、大胆というか図太いんですよね。

それもこれも、K-POPのキャッチーな音楽性が広く認められているからでしょう。ビルボードのトップを飾るなんて、伊達じゃない。言葉の壁を超えた共鳴が、米韓のあいだで起きていることは確かです。


それと、今回1番掘り下げ甲斐のある記事は、こちら。

「フリジング」。

『デッドプール2』にからみ、現代の物語手法とトレンドを語る上で極めて重大な概念について解説しています。日本では6月1日に公開される映画なので、今回のラインナップにはあえて入れ込みませんでした。気になる方は、鑑賞後にじっくり読まれるのが良いでしょう。

スーパーヒーロー映画が映画興行で大きな存在感を持つようになった時代に、ある種、必然的とも言える壁が見え始めています。#MeTooがようやく市民権を得たいま、こうした課題をどう乗り越えるかが、世界的に受け入れられるコンテンツのあり方を規定するはずです。

要注目。これは次回のぼくのコラムで、取り上げようと思います。


そして、ネットワーキングへ

最後に。メインディッシュは三谷コラム。

今回の三谷は、スティーブ・ジョブズの「ワン・モア・シング(one more thing)」を地で行く「プラスワン」的要素を、ネットワーキングの教訓に加えます。

三谷のフィルムスクール受験に到るまでのいきさつを追いつつ、その重要性を考えられるのではないでしょうか。

内容充実、恐悦至極。楽しんでみてください。

(文責:小原 康平)

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