COP27(エジプト)への道 Vol.2
COPという会議は使えないか?あるいはもっと参加するべきなのではないか?
国連ではCOPという気候変動の会議が毎年開催されています。そこでは政府、経済界、NGOなどが集って交渉をしています。
【COP27とは】
COPの詳しい説明はこちらにあります。
COP自体はConference Of Partiesという条約締結国の会議という意味でたくさんの種類のCOPがありますがここでは気候変動に関するCOPのことを指します。
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/cop26_01.html
国連気候変動枠組条約を締結した197カ国が毎年集まって気候変動対策を協議する会議です。
今年はエジプトのシャームエルシェイクという場所で11月6日から18日の2週間にわたり開かれます。
日本からはコロナ明けの昨年のグラスゴー会議で世界で30000人ぐらい参加する中で250人ぐらい参加していますが、市民代表などで参加している人は10名ぐらいに見受けられます。
市民が参加し観察し、報告する意義
去年も今年も市民代表で世界の交渉の現場を見るために若い世代が参加をしている中、自身の世代も参加して現場を目撃して、そしてそれを共有すべきなのではと思っています。
幸いなことに、CCLのグローバルからも日本のCAN-Japanや外務省からも参加の枠をもらえることはできそうです。
しかしながらこれらのボランティア活動は現在、自費に頼っており、活動するほど報酬をもらえる仕事に避ける時間は下がるという関係が発生しています。
参加意欲はあるけど個人のお金を使い続けてまで参加し続ける必要があるのだろうかという悩みもあります。
どうやって行く権利をゲットしたのか?
2年前までは自身がCOPに行くなどとは想像してもいませんでした。しかし、人から背中を押され、活動をはじめ、色々と専門家の団体にも入れてもらい、できることが増える中、CCLのグローバルからもCAN-Japanの方からもCOPに行ける権利を確保することが可能になってきています。これで行かないというのは責任放棄なのではと思っています。
個人で参加するには負担も大きい
さらには、今年は実はマサチューセッツ工科大学の経営大学院のグループで変革の方法論U理論を提唱しているグループとこの20年インドネシアでその展開をしていた財団の共催で、初めてアジアパシフィックで展開されるSDGsリーダーに向けてのプログラムに呼ばれたので自費で参加しており、出費はかなりかさんでいます。
そこで、この状況を皆さんと共有して、私が体験したことを皆さんと共有するという形で出費(COPへの参加渡航・宿泊費)もシェアできないかと考えました。
●総額
2パターンあります。
航空券:エジプトはCCLの本部がある米国からは渡航注意が出ているため首都のカイロを経由せず直接開催地のシャルムエルシェイクへ飛ぶようにアドバイスは出ています。
カイロを経由しない航空券:行き15万円帰り7万円
宿泊費カイロを経由する件も含む場合:行き11万円帰り7万円
:街のキャパオーバーにもなり得る30000人の渡航予定でホテル代が高騰しており、3星ホテルで一泊400ドル、4星で500ドル、5星で500ドルということで4星以下と費用の差がないということでCCLグローバルでは一泊500ドルのホテルを拠点として押さえています。
CCLのホテルに泊まる場合:72500*8泊=580,000円
ダブルブッキングなどの被害を受けるかもしれない一般サイトで最安を探す場合:30000*8=240,000円
合計:
航空券22万円+宿泊代580000円=80万円
航空券19万円+宿泊代24万円=41万円
活動への寄付のお願い
ここまで読んでいただき、活動のサポートをお願いできる方がいらっしゃいましたら、活動への寄付をお願いいたします。少しでも、たくさんでも、どちらでもとても助かります!
銀行振込の場合:
【口座】
スルガ銀行(0150)
横浜磯子支店(215)
普通口座3692490
シチズンズクライメートロビージャパン
paypalもあります。:
こちらをクリック。
https://www.paypal.com/paypalme/ccljapan
野田の会社ココロラボという会社の口座ですが送信で金額設定して入金くださると間違いなくCCLJapanの口座にCOP27の渡航費用として振り返させていただきます。
なぜそこまでして・・・
なぜそこまでして行きたいのか(貧乏プランでも)
活動を初めて思いましたが、日本ではどうやら他の先進国と比べると気候変動対策への意識が低いように思われます。
世界が共有するSDGsのゴールの中で、貧困、開発、ODA等のゴールは日本のバブルが崩壊して世界への貢献がそれまでに比べて出来にくくなった、逆にいうと自国の高齢化等に対処しなければいけなくなったことで多少了解可能です。(それでもGDP比等で見ると全然責任を果たしていないので言い訳もできませんが)
しかし、気候変動対策は自身の国の経済の転換も進めますし、本当は前向きに取り組んで良いことにも関わらず、言い訳続きで対策が遅れ、経済も国際競争から遅れますます首を絞めることになりそうです。
それが見えているのであれば、見て見ぬふりをせず、少しでも皆が困ることにならないようにできることをするのが人としての責任ではなかろうかと思って、まず行けるチャンスがあるならということで行くことを決めています。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
活動へのサポートをどうぞよろしくお願いいたします。
おまけ:
期間中、期間前、あるいは帰国後何をするか(クラファンのお礼といずれにしてもの一市民としてCOPに参加して実現したいこと)
今回、国際環境草の根NGO CCL Japanの代表として、そしてCAN-Japanという気候変動のネットワークを通じて日本の外務省のオーバーフロー枠という枠を頂いて参加します。2週間あるうちの1週間(前半)しか行けませんが、なるべくネットワークを広げつつ、かつ、現地でも議論・交渉の動向を追ってそれをレポートしようと思っています。
・事前に行うこと
事前準備ブログのアップ
・最中に行うこと
参加期間(1週間)のレポートのアップ
・事後に行うこと
報告会(リクエストがあれば何回でも行います)
講演会、他何でも。
まだ簡単なご報告ですがぜひよろしくお願いします。
執筆:野田浩平
編集:野崎安澄