仁徳天皇陵が世界遺産に…
大阪堺市にある日本最大の前方後円墳「仁徳天皇陵古墳」を含む「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産に登録か。13日、ユネスコの諮問機関が登録を勧告したとのこと。7月初旬にはユネスコ世界遺産委員会にて正式に決定する見通し。
令和初の世界遺産登録と世間でも騒がれているが、あらためて世界遺産の定義を調べてみたところ、
文化財、景観、自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持つこと
との事。
なるほど、顕著であることと普遍的であることが世界遺産の条件であるようだ。
日本の古墳時代の歴史を象徴し、かつあれだけの存在感を誇る建造物が今もそのままの状態で保存されているのだから世界遺産登録も頷ける。
ところで、仁徳天皇陵が世界遺産に登録された暁には、やはり富士山や長崎の大浦天主堂のように観光客でごった返すのだろうなと思う。
それもまた賑やかで良いのだけど、
人は、多くの人が認めたものにより価値を感じる生き物なのだなぁとつくづく思う。
なぜなら仁徳天皇陵は、10年前も20年前も変わらずそこにあって、小学校で習った「前方後円墳」のままなのである。
視点を変えれば、我々の身近にある、まだ世界遺産に登録されていない、人類が共有すべき顕著で普遍的な価値を持つものは、たくさんあるのだと思う。きっと未来に認められるであろうものが。
人が認めた、世界が認めた、も大事だけど、
自分の目で見て、感じて、価値を感じるものを大切にしていきたいなと思う。
と言いつつ、やはり、、、
注目を集めている仁徳天皇陵は、一度見にいきたいな。意外と観光名所の少ない大阪なので素敵です。
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