タバコをやめた話
参考にならないってよく言われるけど
お酒とタバコ、コーヒーとタバコはよくセットで考えられがち。いつも吸う人、飲み会の時だけ吸う人、酒の席だけの人と、いろんなパターンがあると思う。僕も、お酒の席ではタバコを、という感じで、つまみも頼まず酒とタバコだけでいいという、典型的なタイプだった。それが「カッコいい」と思っていた人間でした。
アテの代わり
そう、なんとなく口が寂しいからタバコを吸ってた。人によっては、会話の間を持たせるためだったりもする。タバコを吸う理由は人それぞれだけど、「タバコを吸わないとイライラする」という人は、もしかしたら「タバコを吸うからイライラする」んじゃないかと、順序が逆になっていることに気づいてないんじゃないかな。まー、こんなことはどうでもいいけど。
僕がタバコをやめたきっかけ
(←参考にならないやーつ)
僕がタバコをやめたのは、ミャンマーにいたコロナ禍真っ只中の時期。当時、飲食店も早く閉まり、みんなで集まってお酒を飲むことも難しかった。ちなみにミャンマーではタバコの値段が日本の半額以下だった。
そんな時、友人の家で何人かで食事をすることになったんだけど、その部屋は禁煙だった。だから、タバコを吸うには外に出なきゃいけなかった。喫煙者からすればごく普通の行動で、5分くらい外で吸って、また戻ってくる。それこそ昔から「タバコの時間でコミュニケーションが生まれる」なんて言われていたしね。
でも、その日いつも通りタバコを吸いに行こうとした僕に、友人たちがこう言った。ふざけて言ったんやろうけど、その言葉が妙に心に響いた。
「せっかく俺らといるのに、タバコ吸いに行くその5分、もったいなくない?」
その瞬間、「たかが5分」と思っていたけど、その5分で会話が止まるし、戻ってきた時に話を繋ぎ直すのも面倒だな、と感じた。それに、タバコを吸わない人たちからすると、僕が席を立つことで気を遣わせてしまっているかもしれない、とも思った。
そしてその場で、タバコと友人との時間を天秤にかけた時、僕は友人との時間を選んだ。その瞬間、タバコを捨てて「今日でタバコをやめる」と宣言した。
美談にするつもりはないけれど
別に美談にするつもりも、話を盛るつもりもない。ただ、僕にとっては「タバコを吸う時間」と「友人と一緒にいる時間」を比べた時、後者が圧倒的に大事だった、という話。それだけ。
喫煙者同士のコミュニティもあるやろう、ただ、吸わなくても死にはしないし、タバコ吸わなきゃ続かないコミュニティなんてあるんかな?
だから、今一度「吸わなくちゃいけない理由」を深く考えてみるのもアリじゃないかなと思う。タバコやめたいって思ってる人は!やけどね。
タバコをやめるべきだなんて思わないし、好きにすればいい。ただ、もし大切な人が、喫煙者であるあなたと過ごす時間をすごく大切にしているのに、あなたがタバコを優先してしまうとしたら……ちょっと心が痛くならない?笑 気にしすぎかな?笑
吸うなら堂々と吸ってほしい。やめやなあかんねんけどなーとか言いながら吸ってる人、自分で自分コントロールできてないんですーって恥ずかしげもなくダサいこと言ってるのと同じやからね。 タバコは仕方ないみたいな雰囲気で言わんとってほしい。別に哀愁とか漂ってへんぞそこ。あ、言い過ぎたw
おっと、そろそろ時間だ。