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【Paragraph】web3版Substack / Twitterと戦争中のSubstackから乗り換えるならParagraphか、、?
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おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日は「Paragraph」についてリサーチしました。
Substack vs Twitter戦争
Paragraphを簡単に言えば、Substackのweb3版ですが、それをリサーチするきっかけとなった出来事から解説させてください。
以前、僕も少しだけ書きましたが1ヶ月ほど前からSubstackとTwitterが喧嘩しています。
当初はTwitter上で
Substackリンクへ遷移できない(警告が表示される)
Substackでエゴサした際にニュースレターという単語も同時に表示される
ということが発生しました。それは治ったのですが、その後からは
Substackリンクが入ったツイートのインプレッション数が大幅に低下
SubstackリンクのTwitterカード(OGP)が表示されない
Substack内にTwitterリンクを貼ってもOGPが表示されない
ということが続いています。
これはSubstack側のCEOも抗議していますが、イーロンマスクは対応するつもりがありません。そして、Substack側はこの状況は一時的なものではなく永続的なものだろうと発言しています。
↓英語ですがSubstack側が公式ブログでTwitter問題についての意見を書いた記事です。
僕個人としては今すぐにSubstackからプラットフォームを移行するつもりはありませんが、他のツールも調べておいた方がいいなと感じたので、Substackのweb3版である「Paragraph」をリサーチすることにしました。
Paragraph とは?
「Paragraph」は、web3版のSubstackです。基本はSubstackのようなニュースレターサービスですが、Mirrorのような投稿をNFT化して販売できる機能やトークンゲートで制限付きの配信ができる機能がついています。
![](https://assets.st-note.com/img/1683849540100-2Sjzyf0bPX.png?width=1200)
■機能
投稿をNFT化して販売
コンテンツはArweaveに保存される
価格、個数は自由に設定できる
Highlightと提携し、投稿内にNFTを自由に埋め込みシームレスに販売
トークンゲートでアクセス制限をつけたコンテンツを配信
既存トークン(NFTやFT)の制限
新規トークン発行での制限(Paragraph上で新規トークンを無料発行できる)
メールアドレス登録者限定でも配信可能
既存メンバーをタグ付けしてセグメント別に配信可能
リファラル機能
メンバーシップ機能
サブスク機能
リファラルはSharemint、メンバーシップはCoinvise、サブスクはUnlock Protocolと連携することで自分のニュースレターにその機能をつけることが可能となります。
また、トークンゲートは投稿全体を制限する場合と段落単位で制限する場合、どちらも対応可能で柔軟な設定ができます。
↓全体が制限された場合
![](https://assets.st-note.com/img/1683849559992-VmOCmbyoZi.png?width=1200)
↓段落だけ制限された場合
![](https://assets.st-note.com/img/1683849569459-oR9Cxqu78p.png?width=1200)
■展望
2022年10月にプレシードラウンドで 170 万ドルを資金調達し、非常に期待されています。
今後は以下のような機能追加も検討されているようです。
コミュニティ内での投票システム(コンテンツの方向性の決定や資金の利用方法など)
エンゲージメントの高いファンへのインセンティブ付与
DAO的なメディアの構築(複数のライターとチームを組んで、収益を分配)
NFTプロジェクト、DAO、web3系のプロジェクトにとっては非常に使い勝手の良いプラットフォームとなりそうですね。
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自分でも使ってみてます
Substackと比較すると大きな違いは「web3要素が絡んでるか否か」ですね。トークンゲートやNFT発行などなど、です。
とりあえず触らないとわからないだろうということで、いろいろ触ってなんとなく機能の全体像がわかってきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1683849584962-SeSQaLXbRC.png?width=1200)
ニュースレターの書き心地やダッシュボードの使いやすさみたいなところは、そこまで違いはありません。さすがにSubstackに慣れているので若干の違和感はありましたが、Paragraghが使いづらいとまでは思いませんでした。
そして、一番良いなと思うところはやはりweb3関連を絡ませられる点ですね。NFTプロジェクトやDAOを運営していくにはもってこいのツールだと感じています。
例えば、
投稿を収集した or 投稿内のNFTを収集した人限定のDiscordチャンネルの作成
既存のNFT保有者に向けてだけの限定配信&投稿
Sharemintを活用したリファラル機能でより多くのアドレスを獲得した人に専用のDiscordロールを付与
アドミンにライター権限を付与してチームで記事の運営&収益の自動分配
etc..
いろいろと考えられます。
個人的には今、このweb3Researchマガジンの発展系のコミュニティ「web3 Research Labs」というものを検討中なので、そこでParagragh使ってみようかなと考えてます。
僕は今、Substackで有料マガジンを書いて収益化しているので、そうなると流石に別のプラットフォームに移行することは難しいです。無料マガジンだけならすぐに移行できますが、、。
そして、Paragraphでもサブスク設定できるのですが、暗号資産での決済のみなので、まだSubstackでのクレカ決済の方がマーケットは大きそうだなと感じています。
いろいろ使いながら最適解を見つけていきたいと思います!
以上、ぜひいいねやコメント、SNSでのシェアにご協力いただけると幸いです。ご覧いただき、ありがとうございます!
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
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