現役日本代表選手が初めてスケート教室を開催して思ったこと。
少し時間が経ちましたが、11月17.18日に愛知県江南市で初めてのスピードスケート教室を開催しました。今回はその教室を少しずつ振り返りながらお話ししたいと思います!
この記事を読んで、少しでも多くの人が、それぞれのやりたい事に挑戦しようと思って貰えれば嬉しいです。
スケート教室を開催したいと思ったきっかけは、前の記事でもお話しした通りです⬇️
https://note.mu/koheikoyama/n/nbd10ff253165
せっかく指導するのであれば、きちんとした形で行いたい、そして少しでも沢山の方に今以上にスケートを好きになってもらいたい、そんな想いがありました。
東京での生活も2年目に入り、世界選手権・アジア選手権を終え少し落ち着いた頃、今の僕に出来る事に挑戦したいと思い、Facebookで繋がっているスケート関係者の皆さんにスケート教室の構想をお話させて頂きました。
「現役日本代表の僕が持つ技術を日本のスケーターに届けたい」その想いだけだったのにも関わらず、沢山の方が意見を下さった事は本当に嬉しかったです。そして、構想が少しずつ計画へと変わっていきました。
そこからは本当に大変で、日程決め・定員決め・価格設定・内容・時間・登録フォーム作り・告知・チラシ作りなどの作業をしました。
(⬆️手作り感満載のチラシ。笑 人に頼めば済む事も今回だけ1人でやり切ろうと思いました。)
パソコンでの作業を始め、何もかもが初めての経験でした。今考えれば、よく1人で全部をやり切ったと思うほどです。笑
開催当日は本当に緊張していて、今まで子供や大人の方にスケートを教えた経験はありましたが、実際にお金を頂いて指導するのは初めてでした。
当日は2日間で約30人もの方に参加して頂きました。
参加者の皆さんは子供から大人まで、レベルも様々でしたが、皆さんとあの小さなリンクでとても濃い時間を過ごす事が出来ました。
そして何よりも嬉しかったのは参加者の半数が初めてお会いする方々だった事でした。
(⬆️スケート教室2日目の様子。)
スケート教室が始まってからの2日間はあっという間に時間が過ぎ、気がつけば帰りの東京行きの夜行バスに乗っていました。笑
そして今、これだけの時間が経って少しずつ実感が湧いてきています。初めての経験をする中で、皆さんに指導する立場の筈が、僕自身が沢山の事を学ばせて頂きました。
今になってしっかりと、参加者の皆さんのスケートに向き合う真剣な表情や、沢山の笑顔が頭に浮かび、今回開催する事が出来て本当に良かったと実感しています。
今回僕がした事は、30人に対してたった1回スケートを教えただけかもしれません。
ただこの1回は僕にとってかけがえのない経験になりました。
「スケート教室を開きたい」そんな僕の想いが周りの人達の応援により、少しずつ形になり、今回こうして実現する事が出来たと思います。
強い信念を持って、自ら行動を起こす事で、僕の想いが1つの形になりました。
今回を機にこれからもスケート教室の活動を続けていきたいです。
僕のスケーティング技術を求める声があれば、出来る限りスケート教室を開催したいと思います。是非いつでも連絡を下さい!
これは選手という枠組みを越えて、僕が取り組んでいきたい事の1つです。クラブや地域の枠を越え、共に技術を共有する事で日本のスケート界は今以上に盛り上がると思います。僕はそんな未来を創っていきたいです。
最後に、今回スケート教室を開催する中で、色々な形で支えて下さった沢山の方々のお陰で第1回スケート教室を開催する事が出来ました。
本当にありがとうございました。