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最高の犬

スマイルとは、俺が9歳の時に出会った。ペットショップで1匹だけおかしい動きしていた。そこにビビッと来た白井家は、スマイルを家族の一員に。


ヤンチャだけど、思いやるのあるスマイル。
庭中走り回って、疲れたら勝手に小屋に戻っていく笑、でも、俺が泣いてたら、黙って近寄ってきてすりすりしてくるし、怪我したら傷口舐めてくれる。スマが舐めるとすぐ治った。

食に関してもワンパクで、
勝手に人のチョコ食べたり、お菓子の袋を空ける音で起きてきた。結局、ドッグフードより俺らが食べる食べ物の方が食べてたんじゃないか?、最期の最期でご飯もあまり食べられなくなってたのに、人のヨーグルトだけはペロペロして…笑。

スまくら



浪人の1年間は2人でいることも多く、励まされた。予備校に行かない日は、一緒に勉強してたな。

浪人時代よくやる庭でスマと昼飯


大学入学後は所沢にも何回も来てくれた。

所沢の航空公園


早稲田を卒業する頃には14歳で、大型犬は10歳前後で死んじゃう。卒業までの4年間も持たないと思っていた。でも、俺が留年して5年も卒業にかかった2024年の3月。スマは老いて多少はボケながらも、元気に迎えてくれて、最期の1ヶ月一緒に過ごしてくれた。

そして、俺が社会人として北海道に旅立った直後、スマイルも天国に旅立った。
まるで、俺が社会に出るのを待っていてくれたかのように。最期の姿を見せなかったのは、スマの優しさか。

いつも、スマが元気与えてくれた。いろんなことを教えてくれた。俺や家族以外にも、近所の人々、俺の友達たちも楽しませてくれた。笑顔をくれた。

そんなスマイルみたいに、俺も人に元気や笑顔を与えられるような人間になりたい。天国のスマイルに恥じないように。社会人頑張る。


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