結局のところ
己は何がしたいのか、何をやっているのかという話。
きっかけをつくりたい(※創る)
共感の輪を広げていきたい(※伝える)
行動する人を増やしたい(※正しく広がる)
ホントに偉そうな事は言えないが、自分の物差しでモノやコトを見るという事を続けていくと、自然と価値基準が定まってくるように思う。
さらには、心が振れ動くような体験を積み重ねてゆく事によって、その物差しが研ぎ澄まされていくイメージを僕の場合持っている。
(※ちなみに対人関係のコミュニケーションに関しては自分の物差しはさて置き、相手の物差しを推し量る、尊重する事が大切であると思うのであるが、これはまた別の機会に)
自分の物差しを使って選んだ、心の底からいい!と思うモノやコトに共感してくれる人がいる事、それこそが幸せの根源だとも考えている。
一方でそこに、生活をかけた商売という要素が入ってくると、必然的に共感の数と深さが必須になってくる。
自分の中のいい!を自分の中でとどめるだけならば趣味でいいのだが、仕事とするならば、共感してもらえるお客さんがいなければ、もっと言うとそのお客さんに満足してもらわなければ、それは仕事にはならない。
そこで"伝える"という事が必要となってくるのだが、長くなるのでその事もどこかで文章にできたらと思う。
正直僕の物差しは、自覚が芽生えた当初なんかは中身なんてホントに空っぽで、本当に多くの方々の影響を受けて、周囲の皆さんにつくっていただいたと常々思っている。感謝です。
特に酒屋になってからは、素晴らしいお酒の造り手の皆さんや、インポーターの皆さん、心ある飲食店の皆さんに、心が触れ動くような経験をさせてもらい、ただの紙っぺらだった物差しを、ひとまずは機能するようにしてもらったと思う。
つまりは、いろんな方々から"きっかけ"をいただいたという事が根底にあるのだ。(もちろん酒屋になるずっと前から)
僕は元来、0から1をつくる事に魅力を感じる性分である。歳を重ねるにつれ、今度は自分が"きっかけ"を提供できるような事をやっていきたいと思うようになった。
そういうわけで店を継いだ7年前、いわゆるお店のブランドミッションを「お酒を愉しむきっかけを提供する」にしました。
「0から1を生むきっかけづくり」
これが僕の考える、いちモノ売りとしての責務であり、やりたい事なのである。