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はじめに

はじめまして。
福岡県の片田舎の古賀市という町で、ノミヤマ酒販という酒屋を営んいる許山浩平(ノミヤマ コウヘイ)と申します。昭和62年生まれのゆとり第一世代で現在36歳です。

大学を卒業後、大手レストランチェーンに就職(※同社には大学時代のアルバイトから含めると11年間勤務しました)。その後、父親の病気がきっかけで、2017年に家業の酒屋を継ぐ為に故郷の古賀市にUターンで戻って来ました。

会社自体はいわゆる老舗でして、創業明治21年です。僕は6代目となります。

2018年の店舗改装を機に、どこでも買える酒を安く大量に売り捌くこれまでのスタイルから一新し、造り手の顔の見える酒を丁寧に繋いでいきたいという想いから酒の専門店としてリブランディングさせてもらいました。

決して器用な方ではなく、とにかく行動あるのみの経営スタイルな僕ですが、いつでも味方になってくれる家族、優しく寄り添ってくれるスタッフ、そして何より心あるカッコいいお客さま方のおかげで、若輩ながらも一応はひとかどの酒屋の店主として続けていける事ができています。ホントいつもありがとうございます。


お店があるのはJR古賀駅そばの古賀駅西口商店街の一角です。

実はこの商店街でたくさんの"小さな奇跡"が起こっています。大袈裟かもしれませんが僕にとってはそれくらいの感じなのです。

最近では、もはや偶然は必然であり、必然の連鎖が奇跡へと繋がっているような実感すら持っています。


古賀駅西口商店街は、いわゆる多くの郊外型の商店街と同様に、時代の流れと共に衰退の一途を辿っていました。

売り上げが振るわずにつぶれてしまったり、後継者問題や、土地の価格上昇に伴い売却されマンションになったり、などなど、ありがちな理由です。

そんな低空飛行の商店街でしたが、僕が2017年に家業を継いでから2024年までの7年間で、自分自身が直接的に関わった店舗さんだけでも12店舗の新規オープンを達成しています。

さらには、すでに決まっている案件で来年に4店舗〜増える予定です。

"ただお店が増えている"というだけではありません。"お客さまがわざわざ足を運んでいただける魅力的なお店が増えている"のです。

いわゆる地域活性を生業としている専門家でもなく、いち酒屋として、会社のリブランディングをしつつまちの活性化にも寄与できている事は全国的にもあまりない事なのではと思います。(違ったらすんません)


約1年前、お酒の造り手を招いたイベントの際に、造り手と僕でトークセッションをした時の事です。

イベント後にあるお客さまから、「造り手の事、造っているお酒の事もとても好きになる素晴らしいトークセッションでした。ただ個人的には許山さん個人の活動ももっと知りたいし、知りたい人は他にもいると思いますよ」と言っていただきました。

そんな事言ってもらって本当に恐縮ですし、個人的には、「いや、いないっしょ」位にしか当時は思えませんでした。

しかし1年経った今でも、いろんな職業、立場、役職の方々からも話しを聞いてみたいというお声がけをありがたい事にいただく機会が増えてまいりました。(本当に)

確かに地域活性という観点でよくよく考えてみると、風を吹かす側(コンサルや行政寄りの立場)の方々が発信されている情報はあれど、風を受けて進む舟の側(町に住むの当事者の立場)の視点での情報はあまりないように思います。

ここは、満を持して(それくらい気合い入れないと動けなかった)、noteやってみるかー。という事で挑戦してみる事といたしました。

ただただ自分の活動が、他の誰かの何かの役に立つような事になれば、そして何より古賀市西口商店街へ足をお運びいただくきっかけになれば、これほど嬉しい事はありません。


ちなみにどういった文章を掲載していくかに関してですが、日頃酒屋としてやっている事、気づいた事、心がけている事など、あくまで個人的な主観に基づくものがほとんどとなります。事例的な部分では、失敗した事、うまくいかなかった事なども文章にできたらと考えています。

もちろんさまざまなご意見や見解もあろうかと思います。皆それぞれの"正解"があって然りだと思いますし、誰しもが自分の"正解"は自分自身で決めていくしかないとも思います。

個人的な主観ですので、あくまでも一つの考えとして広い心で受け止めていただけますと幸いです。

文章はその時の思いの向くままに内容を変え更新できたらと思ってますので、時系列なども含めバラバラな羅列になろうかと思います。

その為、本アカウントには、「雑文集」を冠させていただきました。

読者の皆さまにつきましては、忙しい中、他人のページに時間をさいていただいているだけでも感謝の気持ちでいっぱいですので、皆さまに喜んでいただけるよう、一生懸命に綴っていけたらと思います。

どうか応援のほどよろしくお願いいたします。


最後になりますが、親愛なるライターの山田祐一郎さんが、「読むふるさとチョイス」というウェブメディア内で、本当に光栄な事にノミヤマ酒販を記事にしていただけました。

これまでの酒屋としての軌跡を知っていただけたらと思いますので、お時間ございましたら是非ご覧いただけますと幸いです。

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