【京都のみ】酒は好きか?松尾大社展
こんにちは!アート王子です。
今回は「松尾大社展 みやこの西の守護神」について紹介します!
京都文化博物館のみの開催です。
(※巡回なしの記述は見つかりませんでしたが、図録には京都文化博物館の記載のみ)
開催概要
どんな展示?
京都市西京区に鎮座する松尾大社(まつのおたいしゃ)初めての神宝展。なんと9割の展示品が初公開らしいです。
スサノオノミコトがヤマタノオロチに酒を飲ませて退治し、松尾大社祭神がその徳を引き継いだことが由来だそうで、お酒の神様を祀っています。
また時の権力者たちの古文書も残されており、平安京遷都より前の701年からずっと大事にされてきた事が分かる展示になっています。
展示構成
感想
松尾大社展に行ってきました!
実は松尾大社には行ったことが無ければ、いまいちどこにあるのか分かってないのですが(桂から嵐山にかけての途中にあるんですね)
『酒の神様!面白そう!』という一心で見に行きました。
都市伝説好きの僕としては「渡来系氏族である秦氏によって建立…」の文章を見て、テンションがいきなり上がったのですが。「東の「賀茂の厳神」に対し、西の「松尾の猛霊」と称えられた…」と書いてあったので、賀茂神社の対をなすぐらいで京都といえばやっぱり秦氏かぁー。とニンマリしてしまいました。
平安京遷都の90年前、701年に松尾山上に祀られたとの事(鳴くよウグイス、平安京ですからねー。794年)
スサノオノミコトからの由来でお酒の神様をお祀りしているので、お酒の銘柄のステッカーがいっぱいありました(アサヒグループと月桂冠が協賛に入ってる!)
時の権力者から「年貢は免除したるから皆んなの為に祈れ、存続させろ」という許可状を送られてましたが、1000年以上存続させるのは大変なようで、トラブルがあっては朝廷に申し立てしていたり、「死人放っておいたら穢れてしもうたんですが、引っ越した方がいいですかね?」「はよ寄進してもらわな、明日にでも潰れてしまいますわぁ」って書いてあったりしてとても面白かったです。
最後には平安時代に作られた神像が展示されていて、1000年前の木造のものが残っている奇跡に感動しました。
空いていて見やすかったです!
図録
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