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【Works】飯能市商店街ポスター作成 2/10

2作目は『深田屋商店本店』さんです。

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design: 嶋嵜麻央
copy: 嶋嵜麻央、赤井恒平
photo: 赤井恒平

商店街で70年ほど営業されている金物屋さん。
釘やネジを一本だけ売ってくれたり、
箱が日焼けした懐かしいタジン鍋がお値打ち価格で売っていたり、
店頭に並んでいなくても、◯◯ありますか?と聞くと奥の倉庫から出てきたりします。

物販以外にも包丁研ぎもやられていて、取材中もお客さんがもちこんでました。ご主人は包丁を持つとチャキチャキと裏へ周り、シャシャシャッと5分ほどで完了。ストーブの前でじっとしている姿からは想像できない動きを見せてくれます。

ちなみに、一番楽しかった思い出は、十数年前に孫が遊びに来てくれたことだそうです(今はもう大学生)。

◯企画・コピー
こちらもぶっつけ本番で企画立案。ご主人のお話から出てきた歴史を感じる一言をそのままコピーとしています。
他にコピーの候補は「釘一本?五円だよ」というのもあったんですが、DIYしない人には伝わらないのでやめました。

◯写真
照明はなし。店内の蛍光灯のみで撮ってます。
ご主人がいつもストーブの前に座っているのは知っていたので、細かなディレクションはせず、自然なままの姿を撮っています。
(というか、動いてもらうのも申し訳なく注文しづらかった笑)

実は2店舗目にしてちょっとしたトラブルが発生。
担当店舗に「深田屋商店」とあったので取材に来たのですが、ご主人は「?ポスター?なんだっけ?」という感じ。忘れちゃったのかな?と、そのまま撮影・取材をしての帰り際、よく見ると住所が違うではないですか!!
どうやらこの「本店」と「建材部」があるらしく、本当は建材部の方だったのです。
しかし、こんな味のあるお店はポスターにしないわけにはいきません。お店の負担金はこっそり私がお支払うかたちで作らせていただきました笑。

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