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#243 京丹後「ゆかとゆげ」の唯一無二の酵素風呂の素晴らしさ

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

前回は京丹後の温浴施設「ぬかとゆげ」の本物のフィンランド式サウナの素晴らしさについて紹介しました。

「ぬかとゆげ」は京丹後産米ぬか100%の良質な酵素風呂と強制給気で息のしやすいフィンランド式サウナを同時に体験できる世界初の温浴施設です。
そして、ぬかとゆげの「酵素風呂」は世界で初めて末梢循環改善や睡眠の質向上に効果が期待できるという医学的エビデンスを示すことで、日本サウナ学会2024 学術大賞を受賞されています。

今回はこのぬかとゆげの酵素風呂の素晴らしさについて紹介します。

◯体験しないとわからない酵素風呂のすばらしさ

酵素風呂は酵素の発酵熱で身体を芯から温めます。微生物による自然発酵の熱を利用し、電気やガスを使わず、発酵の熱エネルギーだけで 60度~70度(体感温度は、42度前後)まで上昇するそうです。15分から20分の入浴で、身体の芯から温まることにより、基礎体温の向上・免疫力UPが期待されるとのこと。

ぬかとゆげでは地元京丹後産米ぬか 100% を使用しており、もう本当にふっかふっかでフッワフッワの米ぬかは本当に心地が良く、手足を入れた瞬間にその感触と温もりで幸せな気分になります。

オプションで目のあったかパックと頭まですっぽりぬかの中に入ってぽっかぽか

ぬかの穴に寝転がりスタッフの方にぬかをかけていただくと、温かくてふかふかの布団をかけたような気持ちよさに包まれ、段々とぬかに埋まっていくことでぬかの重みを感じていきます。
全身が埋まるとぬかの発酵熱に包まれ体の中から手足の指先まであたたまっていくことがわかります。

写真の通り、目と頭と耳までぬかに包まれ視覚と聴覚を封じられることで自然と感覚は体へと研ぎ澄まされていきます。そのまま寝落ちする方も多いようですが、私は発酵熱と圧迫感により体から汗が吹き出る感覚や手足や内臓があったまる感覚と気持ちよさで意識が飛ぶような感覚をいったりきたりしていました。

途中で冷たいタオルを顔にかぶせていただいた時、手足をぬかから出した時の気持ちよさは半端ないです。一気に体が涼み、サウナの後の外気浴で整う感覚に包まれました。

そして、そのタイミングでぬかとゆげ特製の酵素ドリンクをいただいたのですが、これが染みるのですよねー。
身体の内と外どちらからも酵素を取り入れることでより効果を感じられるのだそうです。

酵素風呂はサウナと比べて内臓からしっかり温まるため、深部体温の温かさが持続し、深い眠りと心地よい目覚めに繋がるそうです。その日はお酒もしっかり飲み、翌朝6時起きで睡眠時間が5時間程度しかなかったのですが、ぐっすりと眠れた感覚があります。
そして、私は末端冷え性で足先がいつも冷たいのですが、その日も翌日も冷えが軽減されておりびっくりしました。

さらに、体が温まるだけでなく米ぬかの成分が肌をしっとりと保湿し、美肌効果も期待できるそうです。せっかくなので、酵素麻炭パックもお願いしたのですが、本当に肌がツルツルになったので、特に女性にはオススメです。

◯ぬかとゆげが唯一無二な理由

丁寧にメンテナンスされた発酵風呂

米ぬかには脂質が豊富に含まれており、時間経過とともにこれが酸化し独特の酸味や苦味のある香りが発生してしまうものです。私の妻も発酵風呂に興味があり都内の施設に数回通っていましたが、ぬかの匂いや衛生面を気にしていました。
しかし、ぬかとゆげの酵素風呂はぬかの嫌な匂いが全くしません。

それは、京丹後がおいしいコシヒカリの産地であるため、精米したての新鮮な米ぬかを使うことができるからです。毎週、悪くなったぬかを廃棄し、105kgもの新鮮なぬかを追加し、継ぎ足し継ぎ足しでぬかの新鮮な状態を保っているそうです。また、一人の入浴毎にトラクターを使ってぬかをくまなく撹拌することで、ぬかの熱が均一に広がり、雑菌の繁殖を防げるそうです。他人の汗がついた米ぬかの衛生面を心配するされる方も多いと思いますが、ぬかとゆげでは安心です。

継ぎ足しながら丁寧にメンテナンスされたたぬかは、オープンした2年前よりも状態が良くなっており、酵素浴後の肌のツルツル効果も良くなっているそうです。時間が経つにつれて、さらに上質な発酵浴が楽しめるようになりそうです。

ぬかとゆげのスタッフの方のパッション

これだけ手間暇をかけたメンテナンスを継続するには、相当のパッションが必要です。ぬかとゆげのスタッフの方々はコンサルタントや保育士など様々なバックグラウンドでありつつもサウナを愛しているという共通点があり、サウナに対して熱いパッションを持っているため丁寧にそして非常に楽しそうに仕事をされているように感じました。

新鮮な米ぬかが手に入る地域性だけでなく、ものすごい手間をかけたメンテナンスによって他にはない特別な体験を生み出し、サウナシュラン2023の獲得に繋がったのかなと実感しました。

地元の医者が作ったいわば現代の湯治場

ぬかとゆげを開業された吉岡先生は、この施設が丹後地域の予防医療に繋がり、さらに丹後を訪れる方々の健康に繋がり、「健康長寿な人がこの世界にもっと溢れていきますように」という健康への真摯な想いと情熱からこの施設を作ったそうです。

ご本人は温浴施設はなかなか儲からないから他の人はやらないとおっしゃっていましたが、淡路島でプロアスリートを含めた多くの方々のケアに貢献されている「ぬか酵素Sun燦」を知り、酵素風呂の可能性を感じ自らも始めることにしたそうです。

吉岡先生はただ儲けることを目的にしては実現が難しいこだわりと手間暇をかけた温浴施設を、ご自身のサウナ学会や医療の仕事と結びつけていることで運用されています。医者としてだけでなく、その志を実現されている経営者としても本当に素晴らしいと思います。

ぬかとゆげの発酵風呂を体験し、日本の発酵文化とフィンランドのサウナ文化の融合、医学的なエビデンスのある酵素風呂という唯一無二の温浴施設はこれらのパッションによって生み出されているということを学べました。

ということで、今回はぬかとゆげの「酵素風呂」の素晴らしさと、唯一無二を生み出す吉岡先生、スタッフの皆様の素晴らしさについて紹介させていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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