見出し画像

僕の就活体験記〜『地域おこし協力隊』という進路選択 最終回〜

こんばんは🌝

先日は大雨が降りましたが、皆様のご自宅周辺は無事でしょうか?

いち早く復旧してくれる事を願います🎋

そしてその雨の期間を利用して、遂に完結篇を書くことができました。結論だけ知りたかった方、大変お待たせ致しました。

今回遂に"コウヘイ"が地域おこし協力隊になる決断を致します。

『僕の就活体験記〜地域おこし協力隊という選択〜 最終回』
ぜひ最後まで読んでいってください。


【前回までのあらすじ】

運良く第一志望に内定を頂いたものの、何故か踏ん切りがつかず、就活を続ける決断をしたコウヘイ。このあと彼に待ち受ける運命とは…?

さて、今回はどんな物語が繰り広げられるのでしょうか?

◼︎"地方創生"という仕事との出会い

 就職活動を続ける決断をした私はオンラインでとにかく沢山の社会人のお話を聞きに行った。何か自分が納得いく答えのヒントが欲しくて、沢山の人から話を聞いた。

その中で私は"地方創生"の領域ではたらく大人と出会った。

「地域でビジネスをして成功することは確かに難しい。でも地域にはまだ発見されてない沢山の可能性が溢れている事に僕は気づいた。ビジネスを通してそれを掘り起こしていく。こんなワクワクする仕事はない。」

彼のそんな言葉がダイレクトで自分自身に刺さった。地方創生って公務員じゃなくても、関われる領域なんだと、知ってはいたけど改めて再認識させられた気がした。

◼︎『チーム道草』での経験

 少し話は逸れる。私は大学2〜3年時、地域活性化サークル「チーム道草」で代表を務めていた。

そして、それは私の21年間という人生で最もワクワクする出会いや経験の連続であった。

最初は、"地域"というより、すごく頼もしく一緒にいて楽しい仲間(先輩、同級生、後輩)のために立候補した代表であった。

しかし、幸運にも、代表として様々な活動を行ううちに、金山町や新庄市を中心とした沢山の地域の方と出会い、その方達との関わりが"地域の人の温かさ"や"地域の持つ可能性"を私に教えてくれた。

「せっかく就職をするなら、自分が1番モチベーション高く発揮できる環境が良い。」

そんな話を聞いた事があるが、私に取ってそれは"地域"という環境であるように感じた。

『"地域"の夢を醸成し、挑戦を応援する事で、"地域の方"と最高の笑顔を共有する』

私の就活軸がまた一つアップデートされた。

余談だが、「就職活動、ちょっと方向転換しようと思います。」というSNSの投稿に反応してくれた何人かの人達も、すべて『チーム道草』を通して出会った人達だった。

◼︎『さとゆめ』との出会い

"地方創生"・"地域活性化"というキーワードに辿り着いた私の就職活動は実にシンプルであった。

『地方創生 企業』と検索して、見つけた会社へのワクワク度を1つ1つチェックしていくというもの。

そんな中見つけたのが『さとゆめ』という会社。

「ふるさとの夢をかたちに」という企業理念、そして実際の事業内容が私の実現したい価値とすごく近い気がした。

私がその会社を見つけた5月時点では、特に積極採用を行なっておらず、募集要項すら書いていなかった。

電話して問い合わせるしかなかったが、電話が大の苦手な私。しかも、採用を行なっているかすら不明の会社に「採用してください」と電話するのはかなり勇気のいる事であった。

しかし、私はあまり考え込まず電話をかける事にした。私の中の心と直感が「この会社だ!」と告げているように感じたからである。

私:「あ…山形大学4年の菊地航平です…。現在就職活動中なのですが…採用をしていただく事は可能でしょうか?」
???:「特に積極採用は行ってないんだけど、話だけ聞いてみたいから、履歴書と志望動機送ってくれれば面談します。」
私:「あ、ありがとうございます!すぐに提出させていただきます!」


そして、迎えた面談日。
人事の方と1対1で話すと思っていたオンライン面談に、何故かHPに載っていた社長の姿があった。

社長の声を聞いて初めて、この前の電話相手が社長であった事に気づいた。

面談では、私の「地方創生への想い」と「まだ具体的なビジネスプランはないが、将来起業してみたい」等、自分の想いを一生懸命伝えた。(緊張して、おそらく半分も伝えられてなかった気はするが…💦)

社長からは『さとゆめ』が何かしら特化したスキルを持ってる人が働いている会社だと伝えられた上で、熱い想いを持ってるからこそ、いくつか提案したいと言われた。

提案は以下のとおりである。

①別の会社で数年間ちゃんとスキルと経験を積んだ上で、その期間しっかりコンタクトを取りつつ転職で『さとゆめ』に来る。
②地域おこし協力隊として、紹介する地域で様々な経験を積んできた上で、また受けに来る。
③新卒を育てる環境ではないので、あまりオススメしないが、『さとゆめ』で修行しに来る。

私が②の選択肢に興味を示すと、山形県河北町の地域おこし協力隊を紹介された。

これから『さとゆめ』が出資して「地域商社」の立ち上げを目指す。"地方創生"と"会社の立ち上げ"という両方の希望を叶える上で、いい経験が積めるのではないかという事であった。

元々、就職活動でもスタートアップ(立ち上げて数年の小さなベンチャー企業)も数社受けてた事もあり、その提案は私にとって物凄くワクワクするものであった。

その後、河北町の方との面談や実際に河北町への訪問を通して、私は地域おこし協力隊として河北町に行く事を決意した。

正直、元々の第一志望や東京で地方創生の事業を行う企業含め、最終的に内々定を頂いた4社のいずれかに行くという選択肢との狭間でかなり迷った。

別の会社でスキルを磨いた上で、最終的に地域に還元していくという選択肢も考えられたからだ。

選択にあたっては、様々な葛藤、たくさんの友人・家族・社会人の言葉の後押しがあった。別の機会に私の葛藤や影響を受けた事についても書いていけたらと思う。

ファーストキャリアの決断は人生においてとても重要な分岐点である。

だからこそ、どの選択肢を取っても後悔しないという所まで考えた上で、最後は心と直感を信じて、最も"やりたい"と思える選択肢を取る事にした。

『君がおじいちゃん、おばあちゃんになった時に孫に自分のどんな人生を語ってみたいか』

どこかの企業の人事が言っていた言葉も私の決断に大きく手助けをしてくれた。

この選択が今の私にとって、1番の正解であった事に間違いはない。

この選択を未来の私にとっても、1番の正解にする為に、これから取り組んでいく事はかなり多くなりそうである。

ワクワクの社会人生活がまもなく幕を開ける。

----------------------------------------------

◼︎"エピローグ"🌱

『やりたい仕事が無くても問題ない。』

私がファーストキャリアに辿り着くまで、noteで記述した3話では、どうしても書ききれなかった沢山の出会いや気づきがあった。

『やりたい仕事がない』
そんな典型的な就活生だった私から、同じような気持ちで不安を抱えてる誰かに届くよう、メッセージを記して就活体験記を締め括ろうと思う。

"本当にやりたいこと"は急に湧き上がってくるものではない沢山の人との出会いや経験を通して、少しずつ、少しずつ出来上がっていくもの。

だからこそ、就活に対する漠然とした不安に悩んで立ち止まったり、よく分からないまま、小手先のテクニックだけを高めようとしてはいけない。

色んな人や企業との出会いにワクワクしながら、自分の心と直感を信じて進んでいけば、きっと自分だけの正解に辿り着ける。少なくとも私はそう信じている。

この拙い文章が、最後まで読んでくれた優しい貴方にとって、何か一歩を踏み出すきっかけになってくれることを切に願う


"やりたいこと"が見つからない君の1番の応援団でありたい、コウヘイ📣

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?