本田恒平

本田恒平(Kohei Honda) 立教大学経済学部助教(政治経済学、労働政策)

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本田恒平(Kohei Honda) 立教大学経済学部助教(政治経済学、労働政策)

マガジン

  • STATA入門から応用まで

    統計ソフト「STATA(ステイタ、スタータ)」の使い方や有用なコマンドを丁寧に解説していきます。 サンプルデータ付きですので、ご自身でも実際に実行してみてください!

最近の記事

【STATA Techs-008】重回帰分析

◯データセット◯ ◯データセットの処理◯ ・性別(sex):1=男性、2=女性 ・年齢(age):実数 ・雇用形態(emp):1=経営者・役員、2=常用雇用、3=臨時・パートアルバイト、4=派遣社員、5=自営業、6=自営業の家族従業者、7=内職、8=その他 ・業務内容(job):1=農林漁業、2=技能・労務、3=販売・サービス、4=事務・営業、5=専門・技術、6=管理職、7=その他 ・世帯年収(income_household):1=収入なし、2=100万未満、3=100

    • 【STATA Techs-007】2値サンプルt検定

      ◯データセット ◯使用コマンド◯ ◯お題◯ 戸主の所得(「income_master」)について,エリア(「area」)によって差はあるだろうか。大都市(1,2)とそれ以外の都市(3,4)規模における母平均の差の有無について、検定しなさい。 =2群の平均に差があるかt検定をしなさい ◯検定◯ 今回は、大都市(1,2)とそれ以外の都市(3,4)に「area」を分けた上で、「income_master」を実数にとったt検定を行います。まず、「area」と「income_m

      • 【STATA Techs-006】相関係数と単回帰分析

        ◯サンプルデータ◯ ◯使用コマンド◯ ◯やり方◯ 今回は相関係数を返した上で、単回帰分析をやってみます。 ①相関係数・相関行列まずは、サンプルデータ(「sample2」)の戸主の年齢(「age_master」)と戸主所得(「income_master」)を使って、2変数の相関係数を返しましょう。コマンドは以下のとおりです。 correl age_master income_master correlコマンドによって「age_master」と「income_mast

        • 【STATA Techs-005】折れ線グラフ

          ◯サンプルデータ◯ ◯使用コマンド◯ ◯やり方◯ 今回は折れ線グラフを作成します。サンプルデータ(「sample2」)の戸主の修学年数(「eduyear_master」)と戸主所得(「income_master」)を使って、折れ線グラフを作ってみましょう。コマンドは以下のとおりです。 twoway (line eduyear_master income_master, sort) 例えば、x軸の部分を西暦にすれば、時系列の折れ線グラフが作れます。 また、折線部分は

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        • STATA入門から応用まで
          8本

        記事

          【STATA Techs-004】ヒストグラムと散布図

          ◯サンプルデータ◯ ◯使用コマンド◯ ◯やり方◯ ①ヒストグラムヒストグラムとは、量的データの度数分布をグラフで表したもので、縦軸は度数、横軸は階級を表します。Excelでは度数分布表をfrequency関数を使用し作成した上でヒストグラムを作りますが、STATAでは以下のコマンドで返されます。 では、「income」のヒストグラムを作ってみましょう。コマンドは以下の通りです。 histogram income コマンドすると、上のような表が表示されます。ヒストグ

          【STATA Techs-004】ヒストグラムと散布図

          【STATA Techs-003】データの加工処理

          ◯サンプルデータ◯ ◯使用コマンド◯ ====== 本田恒平(Kohei Honda) 一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程(政治経済学、労働政策) ▼質問やご意見等はコメントかホームページのフォームから▼ home | Kohei Honda

          【STATA Techs-003】データの加工処理

          【STATA Techs-002】データの要約

          ◯サンプルデータ◯ ◯使用コマンド◯ ◯やり方◯ ①度数(「table」)まず、男女の回答者数を返してみましょう。回答者数をみる場合はtableコマンドを使います。以下のようにコマンドすると男女の回答者数が返されます。 table d_sex この場合、「0」が男性、「1」が女性をとるダミー変数となっているため、男性の回答者は106人、女性の回答者は94人となります。 次に学歴別の度数(回答者数)を返してみましょう。やり方は先ほどと同様、以下のようにコマンドします

          【STATA Techs-002】データの要約

          【STATA Techs-001】データの取り込み

          ◯サンプルデータ◯ ◯やり方◯ STATAを立ち上げ、ツールバーの「ファイル」>インポート>Excelシート形式、テキストデータの順で選択します。 今回はサンプルサイズが小さいデータを扱うため、Excelファイルであらかじめ書き出し、取り込みます。サンプルサイズが大きいデータの場合はcsvデータのようなテキストデータの方が扱いやすい傾向にあります。 インポートしたファイルは次のように取り込まれます。その際、Excelファイルの1行目が変数名になっている場合は、「第1行

          【STATA Techs-001】データの取り込み