近代とは

近代化=主体化(内因)の問題は平等や自由を囮に格差を隠蔽する。宗教的権威(外因)を排して世俗化していく中ですべての私たちを取り込むような"主体"(自由意志を持ち責任を取ることを可能とする主体)を作ろうとし、それはロックの経験論を受け継いだスミスが道徳感情論で示した共感の快楽を求めた個々人の欲望の追求が偏りのない観察者を内在化させることで市場が発達するような経済システム(資本主義)と他方、カントの理性は経験を経験として可能にするための超越論的条件として同一な自己意識を共有することで同じ理性的存在者として正しさを共有できると考えるリベラリズム(ハーバーマス、ロールズ)の2つが大きく分けて正義の対立(右派、左派)の根本にあると考える。

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