週刊牛乳屋新聞#62(絶対に言ってはいけないこと)
おはようございます。牛乳屋です。
少し前、大学の後輩(以下、A君)と話すことがありました。彼の近況を聞いている中で、昔のモラハラ課長とのエピソードを主出しました。
彼は、それなりに規模の大きい会社に勤めており、某年の春に異動した先の部署の上司(以下、課長)と馬が合わず苦労していたみたいです。
彼とその課長は約4年前に開催された社内イベントでも面識があり、出身地が近いこともあって共通の話題が多く、異動するまではそこそこの関係みたいだったそうです。
ここまで聞くと上手くやっていけそうな気がしますが、実はそうではないみたいです。
というのも、彼が異動した先の使っているシステムの仕様や仕事のやり方が以前の部署と異なるため、彼は新卒からやり直したような気持ちで仕事を習得しようとしていました。
ただ、最初の頃は慣れないこともあって、スピードが遅かったり、ミスしたりしたことがあったみたいでした。
課内のオンラインミーティング(10人程度の参加者)で彼がシステムの操作方法が分からずに右往左往していると、全員の前で課長から一言、「A君、まだモタついてるの?」ミーティング後、A君が肩を落としてしまいました。
課長は、部長に「A君の仕事がいかに雑か」を根回ししていたみたいで、部長も「A君は相手の立場に立って考える習慣に欠けている」との認識を持つようになりました。
数日後、A君と課長がサシでミーティングをする機会がありました。課長は長い説教をしている中で、A君にこういったそうです。
君は前任のB君と比べると、仕事に向き合う姿勢が甘いね。
生真面目なA君はこの一言でかなり傷ついてしまい、更に落胆してしまいました。
会社で3年以上働いていると、同期との差を感じる場面が増えると思います。また、新しい部署となるとゼロから学びなおすこともあるので余計な劣等感を感じることもあるでしょう。ただ、人間は常に学び直しが必要なので気分はいつも新卒のような素直さが大事だと思いますし、自分の強みを活かす方が仕事において前向きになるので、あまり気にすることないかなというのが個人的な感想です。
部下を比べるような人は、そもそも上司に向いていないので、A君は「この人は可哀想な人だな」と割り切ってメンタル護身術を身に付けるのが良いと思います。
後日談ですが、彼は半年間休職し、(給料を貰いながら)ゴルフや旅行三昧の生活を送りつつ資格を取って、別な会社へ転職しました。「モラハラ課長のおかげで戦略的休業を取れたし、給与水準を上げて転職できた!」と喜んでいました。
生真面目だった彼は、図太くなったので、突き抜けた人材を輩出するためにもモラハラ課長は一定数必要なのかもしれない・・・・と思ってしまいました。
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