フラッシュ!
フラッシュカードってゲーム的でいいですよね。
英語科の先生の中にはフラッシュカードの扱いが、
とんでもなく上手い方がおられますが、
通りすがりに立ち止まって見入ってしまうことも。
ところで、
国語のフラッシュプリントをご存知でしょうか。
私も先輩教師から紹介されました。
その方の発案なのかはわかりません。
応用が効きそうですが、
私は文法の学習で使うことが多いです。
例えば、
品詞分類表の学習。
自分の学生時代には存在意義が不明でした。
「なにこのトーナメント表…?」
という感じ。
しかし、
教師になってから見ると、
「よくできてるなぁ…」
という感じです。
これの難点は、
学習する中学1年生の時点の知識では、
使いこなせないということ。
文法ワークに載ってる基本問題を、
品詞分類表だけで100%正解するのは無理です。
でも、
これを一旦頭にインストールして、
文法学習の地図と意識しながら学習してほしい…
そう思うのです。
そんな時に便利なのが、
フラッシュプリントです。
虫食いにした品詞分類表の裏に、
全て埋まっている品詞分類表を印刷して作ります。
いわば、
答えが全て裏に載ってるプリントを作るわけです。
折り畳めば、
見ながら答えを書き込めてしまいますが、
あえてそれをせず、
目に焼き付けて一旦脳に記憶してから、
虫食いを埋めていくのです。
そうすることで、
一時的にせよ、
脳が記憶します。
それに、
できた人から挙手する、
という競争の要素を加えて、
ゲーム的な楽しさを加えます。
1位のタイムも黒板に書きます。
全体の7割程が終了した時点でのタイムも書きます。
そうすると、
1位になりたい子も、
7割に入りたい子も頑張れます。
このプリントの良いところは、
国語が苦手な子でも、
しっかり取り組めるということ。
繰り返しやっていけば、
少しずつでも、記憶が定着します。
なので、
品詞分類表だけは得意な子なんてのも生まれます。
彼らが次の年に、
「あー!これあの時の!」
と思ってくれたら、
やっている価値があります。
作るのはそんなに難しくありません。
ポイントは、
虫食いのパターンを、いくつか用意することと、
品詞の例も覚えさせることです。
個別に品詞を学習する際にポイントになるものを、
織り込むのが効果的です。
例えば、
形容詞と混同する形容動詞の「きれいだ」など。
遊びの中で覚えられるのが1番です。
良ければ参考にしてください。
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