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授業をつくる

ある日、生徒が描いた4コママンガに、私が登場しました。
生徒が日記を書き、教師がコメントをするという仕組みの中で、
ある生徒から提案してきた、日々のささやかな楽しみでした。

その中で、
黒板を背にセンセイが言います。
「わかったか?」
次のコマに複数の生徒がいます。
元気に「はい!」と答える生徒の横で、
「…うーん?」と唸る険しい顔の生徒。

「うーん…」と思わず唸りました。
これが俺の授業か…と。

生徒に興味を持たせる導入や、
テレビ的なテンポの良さなど、
若い自分なりに考えたオモシロイ授業。
笑い声のある教室に、
自分の思い通りの時間配分。
“良い授業”ができていると思っていました。

しかしそれは、自己満足なのだと、
生徒のマンガが訴えていました。

「俺らにもわかるように教えてよ」

そこから改めて始まった、国語授業のアイデア収集と創造。
生徒と授業をつくってきた中で知ったこと、得たものを、
あの頃の自分も知っていたら…

そんな思いでnoteを始めました。

国語が得意な子も楽しめて、
国語が苦手な子も参加できる、
そして、できればその後の人生でも活かせる…
そんな授業を目指して日々挑戦しています。

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