36. 超時間術
こんにちは。生活向上委員会のコウです。
今回はメンタリストDaigoさんの
「週40時間の自由を作る 超時間術」を紹介します。
忙しくてなかなか時間が無い、仕事量が多すぎて帰るのが遅くなってしまう、など悩んでいる方に是非おすすめです!
この本には、時間に関する勘違いの解説や、実際にどうすれば時間を生み出せるかが書いてあります。
時間に関する勘違い
まず、現代人が抱えている問題は「時間がないと感じている」ことにあります。
実は、本当に時間が無いのではなく
「時間が無いと感じていることによって、生産性が落ち、仕事効率と成果が低くなる結果、時間が無くなる」
という状態に陥っているのが真実です。
DaiGoさんは3つの勘違いについて指摘しています。
それは
①物理的な時間がない
②やるべきことが多すぎる
③忙しい人は仕事ができる
という勘違いです。
①物理的な時間が無い
実は日本人の労働時間は減り続けています。実際に調査したところ、自分が働いていると思った時間と、実際に働いていた時間とでは「20時間の誤差」がありました。自分がもっと長く働いていたと思っていたのに、実際に仕事に使った時間は少なかったのです。
現代人は働いているほとんどの人が30〜40時間の自由な時間を余らせています。
このことから、物理的な時間は足りているといえます。
②やるべきことが多すぎる
やるべきことが多すぎる状態というのも、実は勘違いです。実は会社員のほとんどが、仕事以外の無駄な時間を平均1時間は過ごしていることが証明されています。
物理的時間はあるのに、やるべきことが終わらないのは、やるべきことが多いという勘違いによって、仕事の生産性が落ちているためです。
データによると、労働時間が少ないほど、仕事の生産性が上がります。
また、作業量が減るほど成果が上がっていくそうです。
つまり短時間で集中して、やるべきことを取捨選択することが大事です。
仕事の必要性を判断し、短期集中で取り組むことで、やるべきことが多いという勘違いを防ぐことができます。
③忙しい人は仕事ができる?
これも大きな勘違いです。
忙しいという状態は、認知能力を下げます。特に週に60時間以上仕事に取り組んでいる人は要注意です。
脳の認知機能が、何もしないでダラダラ過ごしている人と同じくらいになります。つまり、それほどに判断能力が下がるということです。
一番能率よく作業できるのは、週35時間だそうです。つまり、うまく仕事を片付けるためには、35時間の間に、必要な仕事を収めてしまうことです。
さらに忙しい人ほど、ストレス認知の歪みにより、体を壊すということも報告されています。
このことから、忙しい人が仕事ができるというのは勘違いだといえます。
問題は時間認知の歪み
これだけ時間があるから余裕で終わるだろうと思っていたものの、予想より時間をオーバーして作業をしてしまったという経験はありませんか?
私たちは、未来のことや、目に見えないことに関しては、楽観的に考える傾向があります。つまり時間の認知が歪んだ状態です。
「忙しい」というのも同様に、時間認知が歪んだ状態なので、正しく戻すことが必要です。
今回はその改善策の一つを紹介します。
ゴールコンフリクトを正せ
ゴールコンフリクトとは、ゴール(目的)がコンフリクト(衝突)しあった状態のことです。
例えば、運動をしたいけど仕事がある、勉強しないといけないけど眠りたい、などの状態です。
このゴールコンフリクトが大きい人ほど、時間認知が歪み、目の前の欲望に弱くなってしまいます。
ではどうゴールコンフリクトを防げばいいのでしょうか?
目標とコンフリクト(障害)を整理する
例えば、ダイエットをしたいという目標があった時、障害は「ラーメン」や「お菓子」が挙げられます。
コンフリクトを避けるためには、ラーメンとお菓子を避ける手段が必要です。
例えば、お菓子は棚の奥にしまって取り出しにくくしたり、ラーメンを食べないようにあらかじめ1週間のメニューを決めておくことなどが挙げられます。
このようにあらかじめ障害を避けることで、ゴールコンフリクトを防ぐことができ、その結果、時間認知を正し、生産性を上げることができます。
最期に
最後までご覧いただきありがとうございました!
この超時間術を読んで、実践するだけで、生活が一気に変わります。
興味のある人は、是非読んでみてください。
ではまたヽ(^^)