【小春の着付教室】第73号●着物:最終確認
こんにちは。着付師・着付講師の *小春*です(*^^*)
本日もよろしくお願いいたします。
裾丈
着物の着始めに腰紐をかけていますので、着物を着上げる頃には裾が下がってしまっていることもあります。
着物を着上げた際には、まず裾丈を確認しましょう。
その際に、下前もチェック(*^^*)
下前が下がっていることも考えられまので、忘れずに確認をしてみましょうね。裾窄まりの美しい着姿に致しましょう。
ここで、下がってしまってことに気付かれました方は、腰紐の締め方が緩いということになります。次回の練習ではもう少しきつくしてみましょう(*^^*)
お尻まわり
腰紐の確認の際、お尻まわりもチェックしましょう。
もしも、お尻まわりが気になるようでしたら、裾線の直しと同時に腰紐部分で調整します。
シワなどを適当に整えたのでは、外出先でのいろいろな動きにより手直し前の状態と同じに戻ってしまいます。
シワをしっかりと取り、そのシワが元に戻ってしまうことが無い流れを考えて丁寧に整えます。
褄先
褄先はいかがでしょう?
上がりすぎていましたら、衿先がどのようになっているかを、確認してみましょう。直すのならば、今!です(*^^*)
衿元
衿は、少し前に確認したばかりですから、たぶん大丈夫ですね。
でも一応確認してみましょうね!
当然、背中や胸元のシワもですね(^_-)-☆
おはしょり
他の所を確認している時の影響を受け、生地が動くことによりおはしょりがプカプカ浮いた感じになってしまうこともあります。
生地の流れは頭に入っているでしょうから、サクッと手直しを(*^^*)
伊達締めにしっかりと入れ込み、落ち着かせます。
ここで手を抜いてしまいますと、帯結びを終えてから苦労します。
慎重に、丁寧に、カンペキに整えます(*^^*)
おはしょりの長さも再度確認しましょう。
帯を巻いたら、長すぎるおはしょりになるかも?と思いましたら、今のうちに短めにしておきましょう。短めでしたら後で出すことが容易ですものね(*^^*)
遠目で
確認し、「これでOK!」と思いましたら、鏡の前から数歩さがって見てみましょう。
近くで見るようりも、遠目で確認した方が、「アラ」が良く分かります(^^;)
ぜひ確認してみてくださいませ。
おわりに
着姿の確認をする際は、遠目で(*^^*)
離れて全体を確認することでバランスのよろしくない箇所が分かるからです。
他装の際も同じで、仕上がった時にもう少し手を加えたいと思ったら、手を加える前に数歩さがって全体を確認してみることが大切です。
離れて確認することで、手を加えたい箇所が明確になります。近くで見ている時には、全く気付かないことを気付かせてくれます。
全体のバランスを確認できるため、他の方が目にした時と同じですね。
忘れずに、遠目でチェックする習慣がつくと良いですね。
さて、いよいよ帯結びに入ります!
お待ちになられていた方も、多くいらっしゃると思います。
大変お待たせいたしましたm(__)m
帯結びについても、順番にお伝えして参りますね。
それでは、また明日に続きます♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
■次回予告
*帯結び:はじめに
※この内容は、私が販売する着付け・帯結びテキストご購入者様向けに2009年より配信していた内容を一部修正および加筆編集し一般公開として掲載しております。
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