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【小春の着付教室】第29号●長襦袢:色選び

こんにちは。着付師・着付講師の *小春*です(*^^*)
本日もよろしくお願いいたします。

長襦袢のお色

着物を着る機会が増えると着物が欲しくなりますね。それと同時に長襦袢のお洒落も楽しみたいと思うようになってきます。
この頃になると、ご自分の好みのお色や柄、雰囲気をよく分かっていますね(*^^*)

ただ同じ雰囲気のものばかり購入しても面白くないですよね。何か変化をつけたい!と、イメージチェンジしたくなる気持ちも芽生えます(*^^*)

でもね、着物の場合は慎重に。
急に雰囲気を変えすぎるのはお勧めできません。全体のコーディネートがありますから、既にお持ちの物とのバランスが悪くなってこともあります。すると新たにいろいろと買い足さざるを得なくなってしまうこともありますので慎重にされてくださいね。

長襦袢でしたら、着物に比べ気を遣いすぎずに変化を楽しむことが可能です。
まずは合わせる着物を大きく二つに分けて考えてみましょう♪

◎染の着物
◎織の着物

染めの着物で主によそ行きの雰囲気が漂いますと、合わせる長襦袢は無難にオーソドックスなお色となってしまいます。長襦袢のお洒落を楽しむには、染の着物では遊び心のある普段に楽しめる着物、織の着物は紬など普段の着物ですから、思う存分楽しめますね(*^^*)

特に紬に合わせる長襦袢のお色はとってもお洒落にこだわれます。ハッキリしたお色の、赤・金茶・グリーンなど、振りから覗くお色からお召しの方のお洒落心が伝わってきます。

長襦袢を選ぶとき、お洒落な色合いでしたりこだわりの柄などが描かれていると、その反物にひと目ぼれ。ワクワクしますね(*^^*)

赤の長襦袢は、紬を着るときには絶対に合わせたい色長襦袢。ドキドキしつつ、作ってみたいわ~って思う長襦袢でしょうね。
何だか勇気が必要に感じます(笑)

紬などの普段着物には色のハッキリした長襦袢を合わせ、お洒落を楽しむ方が多いです。とってもお勧めです!

長襦袢を新しく作る場合、どのお着物に合わせるのか、いつ着用なのかをよく考え、出番の多くなる長襦袢を選びたいですね。

紬などの着物はあまり着ないけれど、お洒落な感じの小紋(染の着物)があるわ~という方も、このような色のハッキリした長襦袢もお勧めです。
振りから少し覗くだけですが、ここでお洒落度がアップします(*^^)v

呉服屋さんや展示会等で、長襦袢生地を見る時は、ご自分の着物のイメージをふくらませて、大いに楽しんでくださいませね。

普段着物だからこそのお洒落

このようなハッキリしたお色は、主に普段着物に合わせます。訪問着などのよそ行きの着物には合わせません。
よそ行きの着物には、淡い優しいお色を合わせます。そのお色目の中でもお洒落な生地もありますので、目立たないながらもこだわることは出来ます(*^^*)

この淡い優しいお色って、初めの頃に手にしていると思うのです。
いかがでしょう?
お持ちではないでしょうか?

このようなお色の長襦袢があれば、よそ行き用長襦袢は準備が出来ています。一枚あれば充分ですね。

次に作るとしたら、普段用(遊び用♪)
紬などに合わせるものが良いのではないでしょうか?
ぜひワクワク感を楽しんでみてくださいませね。

染めの着物と織の着物、着用回数が多い方を優先して作るというのは、大変賢い考え方でしょう。

色物長襦袢いろいろ

前回の続き

前回のちょっと変わった長襦袢の内容はいかがでしたでしょうか?
面白い!と思われた方は、早速、箪笥を探し始めたことと思います。
単衣の残布を求めて・・・(*^^*)

夏前に少しでも涼しく過ごしたい方は、ぜひ!単衣用長襦袢を作られる際にこの残布をお持ちになってくださいね。

ただ、組み合わせも大切でして、洗える生地と正絹を組み合わせることはできません。正絹には正絹、ポリエステル等の洗える生地には洗える生地の組み合わせとしましょうね。

夏用長襦袢のお袖分のあまりはどうするの?って、お気付きになりましたでしょうか?
夏の長襦袢のお袖は、半襦袢に付けられるうそつきのお袖が一番良いのではないかしら、と思っています。浴衣の下に着て着物風に見せたい時にですね。
ぜひお試しくださいね。

この方法をお友達にお話ししたら、きっと驚かれると思います。ぜひ自慢してくださいね。

それでは、また明日に続きます♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

■次回予告

*長襦袢:プレタの長襦袢

※この内容は、私が販売する着付け・帯結びテキストご購入者様向けに2009年より配信していた内容を一部修正および加筆編集し一般公開として掲載しております。

● 小春日和*小春流着付*着付師さん応援ブログ


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