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【小春の着付教室】第74号●帯結び:はじめに
こんにちは。着付師・着付講師の *小春*です(*^^*)
本日もよろしくお願いいたします。
今回より帯結びに入ります(^_-)-☆
帯についても、大変奥が深いの。
長~くなると思いますが、よろしくお願いいたします。
まずはじめに(^^)
帯結びに入る前に、まずは必要な着付け小物は揃っていますでしょうか?
順番に確認して参りましょうね。
帯結びに入りますと、着物と帯の合わせ方「格」や「コーディネートのセンス」など疑問に思い始めることが更に出てきます。
初めのころは、全く気にならなかったコーディネートも、お勉強を進めるうちに、
これって、正しいのかしら?
今まで変な組み合わせで出かけていたかしら?
失礼な装いだったことはなかったかしら?
など、不安な気持ちになることもあるでしょう。
着物を着ることに対して、消極的になってしまうかもしれません。
それではあまりにも悲しすぎます(涙)
あまり深く考えないで、大まかに
「普段用の着物」
「礼装用の着物」
に分類しましょう(*^^*)
ハレとケですね。
大まかに分けてしまえば、大きな間違いでのコーディネートはなくなりますので安心できますね!
じっくりとコーディネートや格の合わせ方もお勉強して参りましょう!
そういわれても・・・と思うかもしれませんが、大丈夫(^^)
着付け講師でさえ、コーディネートを知らない方が多いのです。
呉服屋さんだってとんでもないコーディネートで販売したりもしています。
曖昧なのです。
極端に言ってしまえば、「何でもあり!」な状態です。
世の中、そのような状態は確かにありますが、しかし皆様にはT・P・Oや格等を知った上で、どなたからも「ステキ♪」と思って頂けるコーディネートをして頂きたいと思います(*^^*)
結びやすい帯、結びにくい帯
お手持ちの帯の中で、お気に入りの帯は何本くらいありますでしょうか?
きっと、そのお気に入りの帯は、とっても結びやすい帯、素敵な帯、あるいは想いの詰まった帯なのでしょうね。
このような帯の中でも、結びやすい帯はとくに出番が多くなります。
いくらお気に入りの帯でも、柄出しが難しい帯や、しなやかさが無く結びにくい帯は自然と出番が減ってきます。
正絹だけが結びやすい帯とは限りません。結びにくい帯もあります。
ポリエステルの帯でも結びやすい帯はあります。
良い帯地ですのに帯芯の影響のため結びにくくなってしまっている帯もあります。
糸質や織によって結びやすさの違いもあります。
帯結びの練習の始めはご自分が結びやすいと思う帯を選択するのはとても良いことですが、練習が進みましたら、今まで出番の少なかった帯も時々箪笥から出してあげましょう。そして、練習をしてみてくださいね。
数ヶ月前、数年前には嫌っていた帯でも技術の向上のお陰で、今では結びやすい帯となっているかもしれません。そのように変化しましたら、今後は出番が多くなるかもしれませんものね。
短く結びにくかった帯、扱いにくいと思っていた帯たちも、帯結びのコツを知れば結びにくさを感じなくなってきます。本当です(*^^*)
ですから、帯結びの講座がひと通り終わりましたら、今度は結びにくい帯で練習してみてくださいね。
結ぶことが出来る帯が増えますとコーディネートの幅が広がります。ますます着物が好きになりますわ(*^^*)
これからの流れ
はじめに帯結びに必要な小物を確認して参りますので、お持ちの小物を準備しておいてくださいね。
小物の確認が終わりましたら、帯についてのお勉強を少しお伝えします。
この知識はとっても大切なのです。
知った上で帯結びを始めると、怖いものナシ!(ちょっと大袈裟かも・・・)
そして、帯の結び方、注意点と進みますので楽しみにしていてくださいね。
おわりに
帯結びは前姿も後ろ姿も美しくしたいですね。
着物の着付けに多少気になるところがあっても、帯結びがビシッと決まると、全体でOK♪
着物の気になるところなど、誰も気づきません(*^^)v
しかし、帯結びが上手に決まらないと、着物をどんなに頑張って綺麗に着付けられても、全体がだらしなく見えてしまいます。
帯結びの流れは簡単ですが、ひとつひとつ大切なポイントが盛り沢山です。
皆様が気になる部分を、ひとつでも多く解消できることを願って進めて参ります♪
それでは、また明日に続きます♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
■次回予告
*帯結び:帯板
※この内容は、私が販売する着付け・帯結びテキストご購入者様向けに2009年より配信していた内容を一部修正および加筆編集し一般公開として掲載しております。
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